2008年08月06日

Study8−教科書から消えたナリアたん(p7)

2日連続のアァァ〜ップ!
このくらい常に本気出せればいいんですが(^_^;)

10日前に日焼けしたふくらはぎがいまだかゆい!
5日目くらいに水ぶくれのように皮膚が浮きだして
むけ始めてきましたわ。
※こんな感じ(グロ注意)→日焼けの皮 RPGの世界地図みたいですな。

もう死んでる上皮細胞を体表に付着させたままに
してるからかゆいのか,下の皮膚がまだ再生途中で
デリケートなためにかゆいのか…
夏場でヒザ裏とか特に汗ばむ季節だけに難しいところです。

さて,再生といえばプラナリア。
プラナリアといえば再生。
前ページから再生の話,つづきです。

ではどうぞ(^o^)/

<<p.1から読む
第08話−p7-1第08話−p7-2

<<前のページ(p6)から読む  次項有次のページ(p8)へ>>

このページで扱った再生芽の由来の件,
名著『からだの設計図−プラナリアからヒトまで−』等で
解説されてますけど,
(A)体中の細胞がどの細胞も脱分化して新しい体をつくることができるのか
(B)プラナリアの体内には再生部分のタネになるような
 特別な細胞が分布しているのか

ちゃんと実験で検証されて,漫画の中で書いたような
結論に至っているわけです。

プラナリアの再生もあまりに小さすぎる断片からは不可能
という事実についての解釈として,
再生のしくみの仮説(A)が正しければ,
「再生にはある程度以上の細胞の量が必要」という考えができ,
(B)が正しければ,
「断片が小さすぎるとその中にタネになる細胞が含まれない
 場合がでてきて再生できるものとできないものが現れる」
ということになります。

で,(B)のタネになる細胞=新生細胞
存在することを確かめた実験というのが,スペインの
バグニアが1989年に行った実験。

(1)セル・ソーターという機器を使ってプラナリアの体を
 構成する細胞を大きさごとにいくつかのタイプに分ける。
(2)別に用意したプラナリアの一群に放射線を当てる。
 このプラナリアは長く生きることができず再生もできない。
(3) (1)で分離した細胞を(2)のプラナリアに注入する。


そうすると,ある特定のタイプの細胞を注入したプラナリア
だけが正常な機能をもった体に復活するんです。
う〜む,すばらしい。
ここでは割愛しますが,この実験にはさらに検証する
つづきの実験があって,再生能力をつかさどる
特定の細胞(新生細胞)が存在するということがしっかりと
証明されています。

話を聞けばそんなに難しい理屈じゃない,
でも,ほんの20年ほど前までそれをやった人はいなかったわけで
仮説を立てて検証方法をプランニングするアイデアの勝負…
科学者の醍醐味ですよね。


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さらにでぃ!さて問題。このように頭をまっぷたつにしたら,さてどうなる?答:切断面がくっつきます。1日1回くらい同じ所に切り込みを入れ続けてくっつかないようにすると,双頭のプラナリアができるんだな。プラナリアはある程度以上大きくなると,自分から分裂して,新しい2つの個体になっちゃうんです。大きくなりすぎると下半身に脳の支配が及ばなくなって独立しちゃうってわけだ。プラナリアの体の中には新しい体を再生できる新生細胞がちらばってて体がちぎれると傷口に集まって再生芽をつくるのよ。新生細胞切断面に集まる再生芽植物は葉や茎に分化した細胞がすべて未分化の状態にもどれます(脱分化)けど,動物のプラナリアは違うのね。私たちの血球や皮膚の細胞をつくる幹細胞の高性能バージョンてとこかしら。
posted by ドージマ・ダイスケ at 23:56| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ★生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
プラナリアって面白いですね。
以前息子の図鑑か何かで見た時は「きしょく悪〜」と思いましたが。
胴をコの字に切り取ってもやはり目は出来るんでしょうね?
Posted by 青い風 at 2008年08月07日 10:35
いつもありがとうございます。
漫画へのコメントは百物語以来でしょうか?

プラナリア,図鑑で気色悪いとなると実物は…?(w)

> 胴をコの字に切り取ってもやはり目は出来るんでしょうね?
体のまんなかに穴(窓)をあけたり縦にいくつか割いたりといろんな実験が成されているようで
この頭をまっぷたつにするのと逆のパターン,頭以外の部分を尾からズバ〜〜ッと切ったら,その股の部分から頭が生えてくる(十字形に頭2つ尾2つのプラナリアになる)場合があるそうです。
Posted by ドージマ at 2008年08月08日 12:06
「やまたのナリア」!!
このネタいただいてよろしいでしょうか。

ちなみに出雲出身です。
ヤマタノオロチは実は頭だけでなく尾も八つあるのですよ。

プラナリアで八頭八尾のヤマタちゃんができるかなぁ。
Posted by ゆき at 2008年08月10日 22:04
ゆきさん

どうぞどうぞ,「ヤマタノ」は元ネタがあるわけじゃないですけど,多頭プラナリアの実験は別に私のものじゃないんで,御自由にもっていってください。

数年前,島根に半月ほど出張に行ったことがあって,宿泊は主に松江でしたが,ゆったりと雰囲気のいい地でした。出雲では,漆塗りの湯舟がある旅館に泊まりました。

「八頭八尾」にマジレスしますと,温度や栄養を管理しないと自分から分裂してしまうんじゃないかなと思います。また,尾の股からも頭がってことも…。
Posted by ドージマ at 2008年08月11日 12:18
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