2008年07月05日

Lesson1-02+(PLUS) 細胞の構造(覚え方p2)

「ミトコンドリア」ってどんな意味?

副部長が教えてくれるようです。

日本語のサイトでは初めてでは?!

そんなこんなでさっそくどうぞ(^o^)/

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“覚え方”としては役に立たないかもしれませんが,勉強のしかたとしては決して悪くないぞ。最後は「糸コンドリア」という苦しいダジャレに走ってしまいましたが,副部長のことはちゃんと評価してあげるべきだと思う今日この頃。

今回の内容ですが,
「葉緑体」の意味は漢字から一目瞭然だったり
「ゴルジ体」が「Golgiさんの発見したbody」ということは
ちょっと調べればわかる,想像がつくかと思いますが
ミトコンドリア”がどういう意味を持った単語なのか
そのへんの辞書を調べても,「ミトコンドリア」の英語つづりを
調べて分解して接頭語や接尾語の意味を検索しても,
全然わかりませんよね(「水戸」とか書いたサイトがヒットするだけ)。
※ゴルジ体は,現役の研究者や書籍では「ゴルジ装置」
 (Golgi apparatus)と書かれることのほうが多いようです。
→Lesson1-02〔p.4〕

てことで,「mitochondria」がどんな意味の単語なのか
英語サイトまで範囲を広げると,けっこうあっさりわかりました。

A Dictionary of Prefixes, Suffixes, and
Combining Forms from Webster's Third New International Dictionary

(pdf) http://www.spellingbee.com/pre_suf_comb.pdf
※Combining Form=結合辞, 連結形
(接頭辞や接尾辞など)


余談になりますけど,このPDFをUpしてるサイト,「スペリングビー」の会社?なんですね。
子どもなどがよくやる,出題された(読み上げられた)英単語のつづりを答えるクイズ的な遊び。
これが競技として全米大会が行われ,準々決勝以上がESPNで生中継…って,すごいですね。
日本でも百人一首の大会とか毎年ニュースで紹介されますけど,漢字検定を「漢字甲子園」みたいなクイズ大会にして全国放送でやるような,勉強を楽しむ文化が根付けば日本の未来も捨てたもんじゃないなと思ったりしました。今,クイズ番組が花盛りですけど,単に安上がりで番組ができるというだけのあだ花にならないように願いたいものです。


これによると,
◆mito は,
  (1) thread(糸,縫い糸,ねじ山,縫っていく)
  (2) mitosis(有糸分裂…高校で習うふつうの体細胞分裂のこと)
◆chondri-(またはchondrio-)は,
  (1) grain(穀物,粒,木目)
  (2) granular(粒状の)
◆-on は,
  (1) elementary particle(基本粒子)
  (2) unit : quantum(量,量子)
  (3) basic hereditary component(遺伝要素=遺伝子)
  ※希ガスの語尾などにも使われるとありました。

てことで,ミトコンドリア=「糸で縫ったような粒」
(ねじみたいな筋の入った粒)と。
かつてミトコンドリアのことを「糸粒体」と訳す呼び方もあったようで,「粒のときもあるけど,細胞内では糸状で存在するから」という説明もされていたりしますが,クリステ(内膜が内側に入り込んだ構造)を「糸」と解釈するほうがすっきり理解しやすいと思います。

誰か,このページを読んだ人が,これを元に
Wikipediaのミトコンドリア解説ページに書き込んだりしてね。

…って,答えがわかったとたんに
「ミト(mito=糸)」と「コンドリオン(chondrion=粒子)」って
書いてあるサイトが見つかるんだからおかしなもんです。

ミトコンドリアDNAについて
http://www.pteron-world.com/topics/history/mitochondria.html
1−A 細胞は生命の最小単位(Wordファイル)
http://www17.plala.or.jp/saruuchi/zyugyou/DL/biolo/01cell/note/01-04.doc



さて,あなたなら「ミトコンドリア」をどうやって暗記しますか?
この回,次ページで本当に本当に完結!  次のページを読む>>次項有

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で,何をするんですか?細胞小器官の名前を覚える語呂合わせに決まってんべ。出来のいいものにはこのチューチューをやろう。またですか。しかも私たちがやるんかい。準備室の冷蔵庫,ああいうの入れてんのな。まずは例題として俺がリソソームをやってみせよう。かぶるから「リボソーム=リボンの総務」はNG な。見くびってもらっちゃ困りますぜダンナ。リボソームはそれでいいだろ。やるじゃねーか。どうも。それじゃ,次ゴルジ体いかれますか。ああ,ゴルジ体は「ゴル辞退」でいいから。誰かさんの秀逸にくだらん作品採用w●細胞小器官のはたらき「理想は,総務(リソソーム)配属です」「そうかそうか」(細胞内消化)核と葉緑体はいいわ。リボソームとゴルジ体,ミトコンドリアな。●細胞小器官のはたらき(リボソーム)リボンの僧(リボソーム),食事が淡白(タンパク質)なんだか豪勢(合成)なんだか
posted by ドージマ・ダイスケ at 12:07| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ★覚え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いっそみんな漢字の日本語表記にしてもらうと助かるんですが。
ミトコンドリアっての母系の遺伝子をどこまで遡れるかっていう研究に使われるんですよね。
『イブの7人の娘たち』
あの本も4分の3くらいしか理解できませんでしたが、とても面白かったです。
そのとき、何度も出てくる英単語の意味がわからず、数ページ目で意味を説明してくれて「あ、染色体のことか」と納得しました。日本語名の漢字がそのまま頭に浮かんできて、意味と一致したわけです。
Posted by ゆき at 2008年07月05日 13:11
ゆきさんいつもありがとうございます。

生物に関しては,今,カタカナ表記に統一されている生物の種の名前も漢字で書くべきだという主張も根強くありますよね(シュモクザメ→撞木鮫といった感じに)。
たしかに明治時代の文明開化や終戦時の漢字廃止運動の頃ならともかく,日本人は表意文字である漢字を使ったほうがいいという考えは理にかなってると思います。問題点として,その用語(訳語)が定着するまでバラバラに違った訳が出回ったりコロコロ変わることが多いってことがありますね。日本人が編み出した用語ならともかく訳語なら原語をそのまま使ったほうが問題ないという事情があるのかもしれません。
物質名の場合は,チューブリンとかアクチビンなど日本人が発見しても英語で命名されてしまいますが…。
Posted by ドージマ at 2008年07月06日 14:56
数学に関しては優秀な日本語訳も多いのですが、江戸時代の和算などで数学が発達していて同様の概念を表す単語も結構あるというのも事実。位相(topology)等の訳は優秀だと思いますが。他の自然科学や情報系では只単にカタカナ語にしただけの単語も多い。化学の場合は元素記号などは英語の頭文字を取ったものも多いので、全部横文字で覚えた方が覚えるのも楽なんですが。
主に英語を用いて勉強、研究する場合は音訳だと専門用語を覚えやすいのですが、意味の本質的な理解がしづらいですからね。漢字表記だと意味は呑み込めますが、英語を覚えないといけないという二重手間が。そういうわけで英語を語源から分解して漢字に訳すというのがベストであると思われますが、最近の学者はギリシャ語やラテン語までの知識がないし、科学用語はこれらの言語から作られる場合も多いから難しいという理由もあると思います。
Posted by 数学屋 at 2008年07月17日 22:42
数学屋さんありがとうございます。

明治時代の文明開化の頃は秀逸な外来語の日本語訳が数々編み出されたといわれてますが,科学用語となると学問・研究の進展についていけてないということでしょうか。

私,英語でナトリウムは「Natrium」だと思ったら全然違ってSodiumだった(今でも業界によっては水酸化ナトリウムが「苛性ソーダ」で通じますよね)なんてことがありましたが,英語をカタカナ語にしただけの場合,覚えていれば後が楽(英文読む機会なんてめったにないですが。母国語で相当な情報が手に入る日本人は本当に恵まれています)なんですけど熟語みたいに意味と直結させて覚えることができないのが…。それができないかとある意味挑戦してみたのが今回のこのページなんですよね。英語圏の人たち,こんなふうに「この接頭語だからこんな意味」って覚えてる(覚えられてる)のかなぁ…?
Posted by ドージマ at 2008年07月20日 07:53
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