2008年06月29日

ホウネン&エビ悲喜こもごも2008.6

まずは残念な報告。
23日のエントリーで,京都からホウネンエビを17匹,カイエビを3匹
連れてきた件,書きましたが,ペットボトルに入れて新幹線で
運んできて,果物のパックに移して1晩おいて,
翌朝,メダカの水槽に移したのですが,

たった1日でホウネン,全滅しました。orz

もう唖然です。メダカっていっても,1年以上飼って体長たった18mmの
ヒメダカと,もう1匹一回り小さいのがいるだけの水槽ですよ。
1cmからあるホウネンエビを全滅させるほど凶暴とは思えないんですが…。
pHとか水質の問題なんですかねぇ…。
糸状のミドロがびっしり湧いて田んぼの水と大差ないと思ったんですが。
温度ショックも考えられないし,農薬とかむしろ田んぼのほうが水質は危ないはず。
本当ふしぎでしかたありません。

と,いうわけではないですが,関東でもカブトエビを
見つけられないか,この土曜にもまた近郊の田んぼに探しにいってみました。
6.春はEBIちゃんの季節♪〜今年はカブトエビの観察をしてみように,
埼玉でカブトエビの採集に成功した方からコメントをいただいたのが
もう半月も前ですから,今だと遅きに失してる感はあるんですけどね…
去年の今頃に四国でさほど大きくなってないカブトエビを
見つけたくらいですからまだわかりません。

080628 ○○の渡し
やってきました南関東某所。地名は全国的に有名だと思います(とくに30歳以上の世代は)。

水路ザリガニ釣り

家族連れの子どもやその親御さんなどがザリガニ釣りに興じておりました。
パッと見,のどかな光景ですが,水路がせきとめられている前後のあたりはゴミがたまってすっごく汚い!写真を撮ってもとてもupできません(^_^;)
そういうところこそザリガニが多くて,水面にブクブクたまっている泡のすぐ下で何か食ってるザリガニの足の動きがそこここで見えたりするんですよ。


つーことで,対カブトガニ用に持って来た,水槽で飼ってる魚をすくう,あの小さい網を使って3匹ゲット。
080628 ザリガニ3匹
(やっぱザリガニ,逃げる反応速くて,
捕まえるのに手間かかりましたけどね。水路に身を乗り出して
30分くらいあっと言う間に経って…。いい大人がみっともないですね(^_^;))

例によって,1Lのペットボトルに入れて連れて帰りました。
伸ばした体長が約5cm,ちょうど入る大きさだったもんでね。
うちのスッポンと同居してもらいます。だいたいザリガニの胸部とスッポンの頭が同じくらいの大きさなので即食われることはありません。また,成長の速さもザリガニのが上です。ザリガニも食えるような餌を与えるつもりですから,脱皮タイムを無事に乗り切れば,ザリガニ君たちも長らく暮らしていくことができます。


で,本題のカブトエビ。

残念ながら,見つけることはできませんでした。

20面くらいは見て回ったと思うのですが,視認できたのが
ミジンコ,ミズムシ(甲虫類),タニシ,マメタニシ,サカマキガイ,
アメリカザリガニ,アメンボ類,
ハイイロゲンゴロウ(ミズスマシかとおもったら。すっごくひさしぶりかも)
ニホンアマガエルのすごく小さい個体…

少な!
私の観察眼の弱さのせいもあるかもしれませんけどね…。


畑仕事をされてる地元の方と言葉をかわす機会があったですけど
カブトエビがいるかどうか,いつ頃出るか尋ねると,
「いやあ,気にしたことないからなあ」
長年田んぼに入って作業されてても,カブトエビの存在って,そんなものなんですね。
やっぱり収穫に影響するかどうかが一番の関心事で,こちらが「生き物が豊かな田んぼですね。(最初にミジンコ獲ってんの?と聞かれたので)ミジンコもいっぱいいますし」と言うと,「ミジンコが増えると病気を移すからとり除かないといけないなんて聞くんだけどね…」と逆にがっかりした反応。そんな話もあるんですね。ミジンコがイネに悪いなんて想像できませんけど。

それにしても,田んぼ1面1面ごとに,見つかる生き物が全然違いますね。同じ地主さんの田んぼと思われる,一部がつながっていて土の質が同じ田んぼなら多少似通ってましたけどね。底がはっきり見える水の澄んだ田んぼではほとんど貝類しか見つかりませんし,にごっている田んぼでも,底の泥の粒子が静かに舞い上がって濁っている田んぼあり,富栄養化して藻がわんわんモヤリと繁茂してる田んぼあり。

とまあ,カブトエビは全然見つからなかったのですが,
いくつもいくつも田んぼを見て回ってるうちに,すごく小さいシラスのような生き物が泳いでいるのを発見。
ミニチュアホウネンエビですよ。5〜6ミリくらいで,白っぽい透明。網ですくうとくっついてしまって外すのが難しかったですが,とにかくいることがわかっただけでもうれしかったです。

そしてその田んぼの,農道(あぜ道)をはさんだ反対側で,見つけました。
でかい!緑のホウネンエビ!
このくらい大きくなると個体群密度が下がっていて,濁った水をじっと見据えて探すくらいしないと見つかりません。当然,適当に水をすくって偶然入るなんてこともなく。ターゲットを目視して素早く網で追い越すやりかたでないと捕まりません。

080628 ホウネンペア

ってことで,捕獲できたのがこちらの2匹。
30ミリの大物です。
この2匹,色の濃い方が卵を抱えているのは一目瞭然なんですが,ほかにも,なんか顔の形が違うんですよね…。色の薄いほうはまさにアノマロカリスのようなでかい腕が捲いているような顔をしていて,濃い方は大きい顎でも触角みたいな感じ。まさか種類が違うのか,性差によるものなのか,それとも単なる個体差でこんなに違うのか?ちょっとよく見ただけでもふしぎがいっぱいです。

小さいシラス(だいたい6ミリくらい)ホウネンウオも4匹連れて帰れました。
隣合った田んぼでこんなに全然サイズの違うホウネンエビが存在するって面白いですね。どんな発生〜生殖のサイクルになっているのか,興味があります。

さあ,1週間前の悪夢があるだけにメダカとの同居はさせられず(けっこう有機的な環境ができていていいと思うんだけど…)どうしたものか…。小さいやつも大きく成長させられたらうれしいけど難しそうだ…。
とりあえず,ブリタを通した水道水をさらにベランダでカルキ抜きする過程を進めてます。



PS.この金曜,関西で放送された『探偵ナイトスクープ』で
ホウネンエビをかきあげにして食べたいという依頼をとりあげたそうですね。
ホウネンエビは全然身がないですし,カブトエビもボリュームはありそうですがやっぱり身がないし,泥臭いはず。
ぜったい美味しくないと思うだけに,逆にすごく面白そうなんですが,こっちでは放送ないんですよね…。
同番組の公式HPでは木曜午後10時から放送ありと書いてありますけど,その放送枠,もう終わってますし(情報,古…)。
保存はいらないんで1度だけ,どうにかして見たいんですけどね。

過去のエントリー
ホウネン&カイ&アマくんin京都 (2008年06月23日)
カブトエビin京都 (2007年06月22日)
カブトエビin四国 (2007年06月03日)
Study6−春はEBIちゃんの季節?!(6p) (2007年04月24日)

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posted by ドージマ・ダイスケ at 18:02| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいですねぇ田んぼ。
色んな生き物探しに行ってみたいです。楽しそう!
Posted by 青い風 at 2008年06月30日 07:24
生き物たち,田んぼ1枚1枚で顔ぶれが全然違いますよ〜。いない所は全然さびしい感じですし,季節によっても毎週だいぶ顔ぶれが違ってきますね。田んぼのまわりにまで視界を広げてみるといろんな昆虫もいてこれもまた楽しいですね。(まだ幼虫のものが多くてどれも小さいですが,またかわいくてよかったりして)

よろしければぜひ!(^o^)ノ
Posted by ドージマ at 2008年06月30日 23:42
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