ここ1ヶ月,思わぬ足踏みをしてしまいましたが,
1月にブログ開設して新学期までに5話Up,
想定外に早いペースでいけました。
お読みいただきありがとうございます。
第5話のp3,動物の本能行動の例として
ジガバチの狩猟・産卵行動が挙げられていますね。
数研出版
『新課程 チャート式新生物T』でも
紹介されているのですが,読むとちょっとおかしなことに気がつきます。
写真はアオムシ(ガの幼虫)を捕らえたジガバチの姿が載っているのに
説明文は,針で刺して穴にひきずりこみ,卵を産み付ける獲物が
クモになっています。
「ジガバチ」というハチは,クモは狩りません。
チャート式ともあろうものがなぜこのような誤り?を書いているのでしょう?
実は,ジガバチの仲間であるキゴシジガバチはクモを狩ります。
ですから「ジガバチ」を「キゴシジガバチ」に置き換えれば…。
もしくは文中の「クモ」を「ガの幼虫」に直しても問題ないはず…。
これはちょっとした虫好きならわかること,
昔から参考書では定番,かつては教科書でも普通に扱われていた題材だけに
あえてこのような記述のまま残してある,みだりに直せない
理由があるのではないかと思われます。
キゴシジガバチはトックリバチなどと同様,泥で幼虫の揺籃となる
巣をつくるタイプの狩りバチなので,キゴシジガバチが「穴を掘る」
としては誤りになってしまいます。
完訳 ファーブル昆虫記 第4巻 上ジャン=アンリ・ファーブル, 奥本 大三郎集英社 2,940円(税込)注や挿絵が詳しく,鮮明な口絵写真,そして最新の知見に裏打ちされた読みやすく正確な訳と定評揺るぎない「完訳奥本本」シリーズ |
では「クモ」のほうを「ガの幼虫」に直したら…
って,思うのですが,
そうした場合に一番問題になるのが「論拠になる資料があるかどうか」。
もしかして,ファーブル以来,「ジガバチの獲物を強奪する」実験を大まじめに敢行した人がいなくて,出典となる資料や論文がないのではと。
だったら旧版,さらにその旧版から引用し続けてきた記述をそのまま載せとけと。
実際のところ私もよくわかりませんので,
ジガバチの狩り〜産卵行動の最新の知見について
ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ。

少しでも面白い,興味深いと思っていただけましたら
クリックしていただけると大変ありがたく存じます。
よろしくお願い申し上げます。<(_ _)>
posted by ドージマ・ダイスケ at 13:59| 東京

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