2021年01月01日

あけまして2021

2021年の年が明けました。
旧年はいろいろと皆さまありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は仕事が立て込んで年賀状も書けない事態に…
当ブログも昨年11月以来更新できず,いくつか大きな出来事も積み残し
それを回収するような1年を振り返るエントリもまとめる余裕はなく

あけおめエントリーも年末中に仕込み仕上げたいところでしたが
せめて1月1日中にupしようと,ちょっと仕事に一区切りついたところで
今年の干支にちなみ,ウシのつく動物を5つ選んで紹介し
年初のご挨拶とさせていただきたいと思います。

まずは ウシ!
210101_干支_千葉市動物園170528 (224)ウシ.JPG
生きたウシに会うのは,ほぼすべて動物園でですね
近年ですと印象にあるのが千葉市動物公園や埼玉こども動物自然公園でしょうか。
こちらの写真は千葉市動物公園から。

ウシバナトビエイ!
210101_干支_葛西臨海200223o (51)ウシバナトビエイ_顔.JPG
4年前,あまりに印象的な顔立ちとそのつくりを生かした
珍しい行動にほれこんで,3本ほどエントリを書いた(描いた)ものでした。
こちらの写真は葛西臨海水族園にて。

【生き物】 顔面変形?!ウシバナトビエイ

【フレンズ化してみた】 #さかなフレンズ 擬人化・ウシバナトビエイちゃん

【フレンズ化してみた】 フレンズ版 #さかなフレンズ ウシバナトビエイちゃん
 (調整バージョン)

年明け早々に投稿したあけおめツイートに載せた
(タブレットのローカルに写真が保存されていた唯一の「ウシ」生物)
ウシエビ
210101_干支_うみの杜_200125o (1161)ウシエビ.jpg
英名「black tiger prawn」
って,トラかよ!
というか,料理にクルマエビと同等のエビとして出回っているブラックタイガーがこれなんですね。
こうして見るとなかなか堂々とした風格(おいしそう)。
写真は昨年1月に初訪問した仙台うみの杜水族館にて。


ウシモツゴ
210101_干支_東山zooメダカ館_151011 ウシモツゴ (52).JPG
この魚に出会ったのは東山動植物園の世界メダカ館とアクアトトぎふ。
愛知・岐阜に集中したのはたまたまじゃなくて,愛知・岐阜・三重県に分布が限定される希少種なんですね。
環境省レッドリストで絶滅危惧IA類 (CR)に指定される絶滅危惧種。
写真は東山動植物園世界メダカ館にて撮影

そして最後にウシとつく動物の中ではおそらく一番の知名度
ウシガエル
210101_干支_キモい展170620oソラマチ (50)アフリカウシガエル.JPG
絶滅危惧種の「ウシ」もいれば,特定外来生物の「ウシ」も。
子どもの頃には魚獲り・生き物獲りの「大物」として身近な存在だったんですけどね…
本家の北米原産ウシガエルの写真はいいのがなかったので
こちらはアフリカウシガエル。こちらは特定外来生物には指定されていないんだな
と思っていたら,ウシガエル(Rana catesbeiana)はアカガエル属,
アフリカウシガエル(Pyxicephalus adspersus)はアフリカウシガエル属でちょっと類縁関係は離れているんですね

ウシガエル〜国立環境研究所侵入生物データベース

特定外来生物等一覧〜環境省


私,正直な個人の気持ちとして
今世紀に入ってからだけでも,今年は大変なことが起こってしまったな
新年に皆があけましておめでとうと言っていたころにはだれもこんなこと
想像もしていなかったんだよなと思い知らされる出来事が幾度となく起こってきて
新年を迎えても無垢にうれしく祝うのがちょっと難しかったりしているんです。

でも,今よりもっと皆が明日をも知れない暮らしを営んできた時代こそ
お正月には生きて歳を越せた,皆で1つ歳を重ねることができたことを祝い
感謝してきたわけなんですよね

だから,世の中がこんな状況だからこそ
ほんとうに皆が健康で充実した1年を過ごせますよう
お正月に願いたいと思います。

本当は昨年内から新年の目標や抱負などきちんと考えていないと
なんですが,ほんとに今仕事がいっぱいいっぱいで…
まずは立て直すことが目標です。

本年も皆さまよろしくお願いいたします。









posted by ドージマ・ダイスケ at 18:23| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月31日

【トップ固定】このブログにつきまして

このブログは,高校生物部のメンバーが
 高校で勉強する生物の内容を探究・紹介するマンガや,
 高校生や大学受験生が得する知識や興味深い話題,
 生き物に関する情報を提供することで,知的好奇心を刺激し,同科目の魅力を
 とことん知ってもらおうという読み物であります。


最近は、水族館や動物園の訪問レポートのエントリが多くなっております

当ブログは生物を愛するすべての人々を応援します。
高校生の皆さん,先生方,生物に興味のある方々,
どうぞよろしくお願い申し上げます。



ひらめきマンガが読みやすいよう,サイトマップ設けました。手(チョキ)
「萌えろ!高校生物I・II」 インデックス
 http://moe-biology.seesaa.net/


漫画・イラスト関係はpixivでもupしています。
 新作は一部構成を変えていたり内容を増やしているものもありますのでこちらもご覧下さい
 http://www.pixiv.net/member.php?id=1600934



晴れ生物の参考書・問題集紹介エントリーはこちら。本



icon_mikari_niko.JPG
 カラオケキャラクター紹介



  2/19,トップ画像更新しました。

「本を出すぞ!プロジェクト」発刊達成



bb_cover_表1_200×305.jpg
『マンガ 生物学に強くなる』

好評発売中!講談社ブルーバックスです。


一部高校では教材に採用されたことも(驚)
※関連エントリ→(2015年08月30日) (2015年10月01日)

講談社ブルーバックスサイト 
http://bluebacks.kodansha.co.jp/infopage/seibutsunitsuyoku.html
→Amazon →楽天ブックス



最近の ためになる(?)マンガ更新
ひらめき【受験生がんばれ】 本番で実力を発揮する方法(01/15) 


『萌えろ!生物IB・II S1』
ひらめき【生物基礎】 陰生植物と陽生植物 (2015/1/17・18)
Lesson1-03 生体膜の性質とはたらき(12p 11/25完結)
Lesson4-02 耳のつくりとはたらき耳(12p 6/1完結)

  次項有一覧

iモード萌えろ!高校生物T・U(本編)
  次項有一覧
Study10.氷河期って?(全6ページ 2011/03/16〜31)
Study9.春はEBIちゃんの季節♪(後編)(9/10 p16Up)
Study8.教科書から消えたナリアたん(10p晴れ 7/16〜8/28 →pdf

 次項有その他


喫茶店小ネタ
◆ここ最近はもっぱら『けものフレンズ』に触発されてオリジナルフレンズとかペンギン雑学など描いてました・・・
【オリフレ】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)(2017年04月29日)
【4コマ+おまけ3】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)2(2017年05月11日)
【オリフレ4コマ+資料】トボガンとアデリー!!PPPのデザインと生息地の関係(2017年06月03日)
【4コマ】ペンギンなんでもランキング(2017年06月25日)
【4コマ】卵大好きフルル #けもフレ(2017年08月10日)
【2ページ】PPP予告!「ファーストペンギンとセミ」 #けもフレ(2017年08月11日)
【4コマ+おまけ】ピンクの秘密〜ペンギンの顔と換羽について(2017年09月18日)
【3コマ】北極vs南極 #けもフレ #オリフレ(2017年12月29日)


本ペン一夜漬けシリーズ手(チョキ) 入試にも役に立つ!たぶん…。
ぜひおためし下さい! (^皿^)/
【受験生がんばれ】 本番で実力を発揮する方法(2017年01月15日)
受験直前お役立ち?血糖量調節のしくみ論述(2p)病院2/20 Up
混ぜるな危険!血液型(3p)病院12/30 Up
糖の種類の覚え方(2p 08/09/10〜12)
 かわいいまだまだあります次項有一覧
 ※「覚え方」漫画のPDFは各最終ページにリンクがあります。




ビル高校の理科,それも生物専門という狭い内容のブログで
ここに来ていただける読者の方はかなり限定されるかと存じますが
おそらく他には類を見ないタイプのブログかと存じます。
どのエントリからでもお読みいただきまして
御意見等いただけると幸いです。

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挿し絵イラストも描いてます!
_本老化はなぜ進むのか (ブルーバックス)
→ご報告
2009年かぁ…時の経つのは早いものです →Amazon
posted by ドージマ・ダイスケ at 23:00| 東京 ☀| Comment(32) | TrackBack(0) | 本を出すぞプロジェクト(★出ました★) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月08日

オンライン!エンリッチメント大賞2020授賞式(後編)

昨年東大弥生講堂で開催され,私もその場で熱気を体感した『エンリッチメント大賞』授賞式。
今年は12月5日(土)にオンラインで開催されました。

市民ZOOネットワークエンリッチメント大賞2020〜YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA

前回紹介しました
■大賞■ 札幌市立円山動物園
「21世紀のゾウ飼育の最低条件を寒冷地で実現させる試み」
■敢闘賞■横浜市立金沢動物園
「インドゾウに対するQOL向上の取り組み」
に続き,今回は残る3賞について。

■グッドアイディア賞■
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
「ミヤコタナゴの人工産卵床の開発および展示水槽への設置」
201205エンリッチメント大賞-27_Screenshot_20201205 (72)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ - コピー.png
神奈川県相模原市,利根川にほど近い「アクアリウムさがみはら」
約100種の魚類・水生生物を飼育展示

201205エンリッチメント大賞-28_Screenshot_20201205 (78)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png

201205エンリッチメント大賞-29_Screenshot_20201205 (80)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
ミヤコタナゴは日本の固有淡水魚。
国の天然記念物で生息数が激減しています

201205エンリッチメント大賞-30_Screenshot_20201205 (82)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png

201205エンリッチメント大賞-31_Screenshot_20201205 (84)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
ミヤコタナゴはイシガイ科など淡水生二枚貝を産卵床として利用。
出水管に産卵管を挿入して産卵
入水管近くに放精して貝の体内で受精・孵化・仔魚まで成長します

これまでの繫殖方法は
201205エンリッチメント大賞-32_Screenshot_20201205 (86)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
淡水生二枚貝を利用する自然産卵と
魚の腹部を圧迫し採卵および採精して行う人工受精がありますが

201205エンリッチメント大賞-33_Screenshot_20201205 (89)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png・二枚貝自体が絶滅危惧種
・貝を多数使用することもあるのに対し飼育技術は確立されていない
・産卵するとしばらく使用できない
人工授精は
・人為的な親魚の選択による遺伝的偏り
・絞り出した卵や精子の配偶子形成が不完全であるおそれ
といった問題がありました

また,展示水槽とバックヤードのどちらで繫殖させるのかというのも悩ましい問題
201205エンリッチメント大賞-34_Screenshot_20201205 (90)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
バックヤードの予備水槽は魚の取り上げがしやすいが来館者から見えない。
展示水槽は魚の取り上げがしづらくなかなか繫殖が行われていない

そこで新たな人工繁殖装置の開発への取り組みを。
201205エンリッチメント大賞-35_Screenshot_20201205 (93)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
過去の研究を調べると採卵装置産卵床などの論文はあるが
再現しても成功せず新規検証が必要に。
・淡水生二枚貝の利用数を抑える
・自然産卵
・設置が簡単
の3つの条件を満たした人口産卵床の開発と設置を目指す

201205エンリッチメント大賞-36_Screenshot_20201205 (95)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
ポリプロピレン製,直径10cm・高さ8cmのパッキン付き容器
小型ポンプとシリコンチューブを組み合わせた装置。
出水管と入水管に見立てた2本のチューブを突き出した構造に

201205エンリッチメント大賞-37_Screenshot_20201205 (105)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
201205エンリッチメント大賞-38_Screenshot_20201205 (107)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
結果,展示水槽で見事に雌の産卵行動,雄の放精行動を発現。
(すぐに雄のなわばり行動,雌ののぞき込み行動は誘発されたのですが
 さすがに容器だけではミヤコタナゴも生殖行為に至るまではいかなかったので
 本物の貝を容器内に入れてにおいで誘引)
ただし,受精率・ふ化率はいまいちで,より研究改善の余地も。

201205エンリッチメント大賞-39_Screenshot_20201205 (108)アクアリウムさがみはら_ミヤコタナゴ.png
このミヤコタナゴの繫殖研究において忘れてはならないのが
産卵床となる二枚貝の生態。
実は利用されっぱなしでなく,貝も幼生時代に魚のお世話になっている。

自然界は絶妙のバランスと複雑な関係で成り立っている
ことを改めて教えられる という発表でした


■技術賞■
世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ
「地下伏流水を再現した飼育設備によるマホロバサンショウウオの繁殖」
201205エンリッチメント大賞-40_Screenshot_20201205 (111).png


201205エンリッチメント大賞-41_Screenshot_20201205 (113)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
黒い体に銀の星をちりばめた姿がきれいでかわいらしいマホロバサンショウウオ。
「かわいらしいことも特徴」という紹介にはんぱないサンショウウオ愛を感じます^^

201205エンリッチメント大賞-42_Screenshot_20201205 (116)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
日本に生息するサンショウウオ(オオサンショウウオやイモリ類を除く)は44種類。
うち,キタサンショウウオ以外の43種は日本固有種。
小型サンショウウオは卵から幼生時代を水中ですごし
成体に変態して肺呼吸で陸上生活するライフサイクル

201205エンリッチメント大賞-43_Screenshot_20201205 (117)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
産卵場所は大きく分けて止水産卵性と流水産卵性の2タイプ

201205エンリッチメント大賞-44_Screenshot_20201205 (120)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
生息環境を調査し,地下水・伏流水の豊かな場所で
水の流れる穴の中で産卵する環境を再現すべく飼育層と
遮光して暗い状態を保った産卵槽を用意

201205エンリッチメント大賞-45_Screenshot_20201205 (122)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png

201205エンリッチメント大賞-46_Screenshot_20201205 (123)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
暗い産卵槽で見事に雌雄の集団が産卵・放精行動

201205エンリッチメント大賞-47_Screenshot_20201205 (126)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png

201205エンリッチメント大賞-48_Screenshot_20201205 (128)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
無事に孵化・幼生から成体まで育てることに成功。


201205エンリッチメント大賞-49_Screenshot_20201205 (129)アクアトトぎふ_マホロバサンショウウオ.png
自然の水生生物の生態には謎が多く残されていて,
地下・伏流水で繫殖しているものも多いと考えられている。
生息場所のフィールドワークを重ね飼育に生かせたこと
その飼育によってさらに自然の生態がわかっていくこと
動物園・水族館には日本動物園水族館協会が制定する「繁殖賞」が既にありますが
野外調査を活かして環境の再現を成し遂げ,個体に環境の選択肢を与えるなど
行動の変化を定量化しにくい両生類のエンリッチメントにおいて
特筆すべき成果と評価されての受賞となりました


■奨励賞■
大阪市天王寺動物園
「高齢ラクダへの取組み」
201205エンリッチメント大賞-50_Screenshot_20201205 (133).png

201205エンリッチメント大賞-51_Screenshot_20201205 (136).png
大阪らしく「ヒトコブラクダ→ウメコブチャ」という“紙芝居滑り芸”で始まった授賞講演。
ここでの主人公は28歳のヒトコブラクダ「ジャック」(♂)

201205エンリッチメント大賞-52_Screenshot_20201205 (137).png

201205エンリッチメント大賞-53_Screenshot_20201205 (139).png
ジャックに負担のかからない形で毎日体温測定・体重測定,
採血や歯の診断を行い「正常値を知ること」で健康管理につとめていますが
長生きはできても,それで幸せなのかという問題意識がありました

201205エンリッチメント大賞-54_Screenshot_20201205 (144).png
一日で寝ている時間が長くなり運動不足で足腰が衰えていくジャックの生活を改善できないか
大阪ECO動物海洋専門学校の学生さんの卒業研究と共同で
生活の質の向上に取り組むことに。

学生さんたちの尽力もあり環境整備などで行動を促す
6つのエンリッチメントを実施。
・給餌台増設
・水飲み台設置
・フィーダー2つ設置
・枝3か所設置
・雑草除去
・土均し
201205エンリッチメント大賞-55_Screenshot_20201205 (153).png

201205エンリッチメント大賞-56_Screenshot_20201205 (154).png
1日の6割以上寝ていた生活リズムが逆に6割近く採食にかける行動比率に。

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201205エンリッチメント大賞-59_Screenshot_20201205 (157).png

201205エンリッチメント大賞-60_Screenshot_20201205 (158).png
2割以下だった「立位」が3割以上に向上して「座位」と逆転。
運動量が増えることで寝たきりになるときを遅らせることに成功していると考えられる

201205エンリッチメント大賞-61_Screenshot_20201205 (159).png
学生さんたちの卒業研究終了後も明治大山本誉士氏と共同で
行動データを継続測定。
高齢動物の福祉というこれからより必要となる機会が増えていくテーマについて
科学的研究手法を活用して,起こりうる問題を未然に防ぐという
明確な目標設定とともに改善に取り組むプロセスが評価され
奨励賞の受賞となりました

以上,2020年受賞した5つの取り組みでした。
正式な授賞式の動画がupされたら見てみてください!
私もパネルディスカッション等当日未配信のパートも含め
絶対見ます^^


また,5つの賞に至らなかったものの
一次審査を通過した取り組みも意欲的・印象的なものが目白押しで
来訪して確かめたくなりますね。
オンラインポスター発表
 → http://zoo-net.org/enrichment/award/2020/poster/20201205_poster.html




「エンリッチメント大賞2020」
 → http://zoo-net.org/enrichment/award/2020/index.html
審査委員
 岩田 惠理 氏 (岡山理科大学獣医学部 教授)
 川端 裕人 氏 (作家)
 幸島 司郎 氏 (京都大学野生動物研究センター 教授)
 佐藤 衆介 氏 (東北大学 名誉教授/八ヶ岳中央農業実践大学校 畜産部長)
 本田 公夫 氏 (元 Wildlife Conservation Society
        展示グラフィックアーツ部門 スタジオマネージャー)

市民ZOOネットワークFacebookページ
 → https://www.facebook.com/networkforzooenrichment

過去のエントリ
オンライン!エンリッチメント大賞2020授賞式(前編)(2020年12月06日)

熱かった!エンリッチメント大賞2019(4)葛西臨海エトピリカ&長野飯田市ニホンカモシカの環境改善(2019年12月31日)

熱かった!エンリッチメント大賞2019(3)駆除動物をご馳走に―大牟田市動物園の屠体給餌!(2019年12月31日)

熱かった!エンリッチメント大賞2019(2)柴田典弘さんとトナカイ (2019年12月29日)

熱かった!エンリッチメント大賞2019(1) (2019年12月22日)











posted by ドージマ・ダイスケ at 23:42| 東京 ☁| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月06日

オンライン!エンリッチメント大賞2020授賞式(前編)

環境エンリッチメント(environmental enrichment)
ー「動物福祉の立場から、飼育動物の“幸福な暮らし”を実現するための具体的な方策」

2002年から毎年開催され,昨年は東大弥生講堂で開催された
『エンリッチメント大賞』授賞式。
私もその場で熱気を体感しましたが,今年は12月5日(土)にオンラインで開催されました。

市民ZOOネットワークエンリッチメント大賞2020〜YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA

当日は残念ながら生配信中に音声トラブルが発生して一部プログラムを残して終了しており
12月6日現在視聴できる動画では授賞講演映像の音声が聞き取れなかったり
審査委員によるパネルディスカッションが行われていなかったりしています。

授賞講演映像やパネルディスカッション(別途録画)については正常に見られる状態で後日改めて配信されるそうなので,それまでのつなぎとしまして,当日許可されていましたスクショ画像を軸に,各受賞園館の取り組みを紹介したいと思います。
201205エンリッチメント大賞-01_Screenshot_20201205 (7).png

続きを読む
posted by ドージマ・ダイスケ at 13:25| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

【行ってきた】葛西臨海水族園11月(2)隠し鰭と人鳥の執着

前エントリでは講演会「つどえ オロロ〜ン!」の概要と
関連コラボメニューについての紹介となりましたが
今回はふつうに
ペンギンやマグロなど園で出会った生き物たちの写真をupしていきます。

「海鳥の生態」
201122-100葛西臨海公園1121p (57)「海鳥の生態」.JPG
エトピリカとウミガラスを飼育展示。

201122-100葛西臨海公園1121p (58)ウミガラス・エトピリカ_陸上.JPG
エトピリカは葛西のほかはアクアマリンふくしま,鴨川シーワールド,大阪海遊館
ウミガラスはアクアマリンふくしまでしか見られない渋くてレアな海鳥。
葛西臨海水族園は今回の海鳥センターのほか東大などとも
行動や食性に関する調査研究を展開,成果を積み重ねています。

201122-101葛西臨海公園1121p (53)ウミガラス.JPG
ウミガラスは黒白のカラーリングもあいまって
北半球のペンギンともいえる鳥(属名:Pinguinus。
元祖「ペンギン」であるオオウミガラスは絶滅)。
冬羽だと顔の白い部分が広く,立ち姿も普通の海鳥って感じです。

こちら今年2月の写真。
201122-103葛西臨海水族園200223p (826)ウミガラス.JPG
過去の写真を見返すと,1月〜2月の間にチェンジしてるようですね。
201122-102葛西臨海公園1121p (138)ウミガラス_水中.JPG
ペンギンのフリッパーを使った泳ぎ方と同様,翼を推進力にして泳ぐ姿は
まさに水中を飛ぶようですが,水の抵抗も大きそうですね。

エトピリカというと白い顔が一般的なイメージですが
201122-104鴨川シーワールド190315o (568)エトピリカ夏羽.JPG(鴨川シーワールド昨年3月)
冬羽はくちばしだけが目立つけっこう地味なカラーリングなんですよね。

アクリルガラスのこちら側に興味がある?
かぶりつきのエトピリカ。
201122-105葛西臨海公園1121p (40)エトピリカ_水面_こっち見.JPG
だいたい1,2羽くらいこんな子がいて,間近で姿を見ることができてうれしいものです。


大水槽「大洋の航海者」
葛西臨海水族園の目玉であるマグロ大水槽「アクアシアター」
201122-110葛西臨海公園1121o (618)「大洋の航海者」大水槽_マグロ水槽.JPG
人と比べてもクロマグロでかい!
(クロマグロのほか,ハガツオとスマもいます)

マグロは背びれが前後2枚ありますが
通常は第2背びれだけを立てていて第1背びれは見えません。
201122-111葛西臨海公園1121o (628)クロマグロ_.JPG
方向転換するときに立て,見ることができる第1背びれ。
図鑑のような姿をするのは2,3秒間のみ!
201122-112葛西臨海公園1121o (765)クロマグロ_第1背びれ.JPG

■そして私の水族館訪問の毎回の一番の目的,
国内最大級の規模を誇る「ペンギンの生態」
201122-120葛西臨海公園1121o (36)「ペンギンの生態」.JPG
午後になるとけっこう早く日が陰るので3時より前の時間帯がおすすめです。

とにかくフンボルトペンギンの群れが大迫力。
201122-121葛西臨海公園1121p (113)フンボルトペンギン_水面_群れ.JPG
120羽以上という国内(というか世界でも)最大級の勢力。
同一種の飼育数ではうみがたりのマゼランが120羽以上で世界一とのことで
国内(というか世界)最大個体数のフンボルトでも100羽以上となるとなかなか稀有。

水上ジャンプを連発するイキった個体も(おそらく若い子でしょうね)。


10/18より屋外展示再開されたミナミイワトビペンギン
生きのいい集団行動を見せていました。
201122-123葛西臨海公園1121p (252)ミナミイワトビペンギン_群れ_移動.JPG
イワトビというと油壷マリンパークとかGAOとか大勢飼育しているところが
ありますが,ここは広いせいもあって10〜20羽が同時に行ったり来たり
するところが見られるんですよね(遠いですけど(;^ω^))

201122-122葛西臨海公園1121p (246)ミナミイワトビペンギン_ジャンプ.JPG

フェアリーペンギン(コガタペンギン)
見られる手前のスペースに30羽以上が常時滞在。
ぴょこぴょこ歩く姿や,
カアカアと高い声で仲間を呼ぶコンタクトコールも頻繁に聞けて注目を集めていました。
201122-124葛西臨海公園1121p (73)コガタペンギン_フェアリーペンギン.JPG

虹彩の色がうすくて昼間は瞳孔が閉じているので
目つきが悪いんですよね。ちびっこアウトレイジ。
201122-125葛西臨海公園1121o (105)コガタペンギン(フェアリーペンギン).JPG
夜になると瞳孔が開いてかわいくなるそうなのですが,見てみたい…。


昨年はキングひな「ロワ」が話題と人気を集めましたが,
今年もキングひなが誕生。2羽孵化したうち1羽が無事成長して屋外デビューを果たしました。
201122-126葛西臨海公園1121p (105)キングペンギン_ひな_ミナミイワトビペンギン.JPG

11/12 オウサマペンギンの親子が屋外展示場に登場します(2020/11/07 東京ズーネットニュース

大人たちと比べておっとりした感じがたまんないですね。
201122-127葛西臨海公園1121p (331)キングペンギン_ひな&群れ.JPG




■「密」を防ぐため,解説を伴う各展示の「エサの時間」
行われていませんが,マグロもペンギンもその時間に見ることができました。

ペンギンのエサの時間
他館では個体ごとに(最低)何匹食べたかのチェックをすることが多いですが
葛西は豪快。
201122-130葛西臨海公園1121p (171)ペンギン_えさ撒き.JPG
エサを食べにいかない個体も多いけっこういますが自由。

201122-131葛西臨海公園1121p (197)ペンギン_えさ撒き.JPG

201122-132葛西臨海公園1121p (220)フンボルトペンギン_えさでかい.JPG
けっこうエサでかい。

この後,恒例なのが,向かって右のフェアリーペンギン(コガタペンギン)のスペースへと向かうスタッフさんの後をぞろぞろついていく民族大移動。
201122-136葛西臨海公園1121p (245)ミナミイワトビペンギン_群れ_移動.JPG

毎回毎回,1匹ももらえないのにメインのえさ(アジ・オキアミ)より
こっちのほうに集まってる感じなんですよねえ。
201122-137葛西臨海公園1121p (256)フェアリーペンギン側に集結.JPG
フェアリーのえさはキビナゴだったと思いますが,油分が多いとかで,
こっちが好きなのでしょうか。見ただけで「こっちが好き!」ってなるのでしょうか?
それとも120羽以上に及ぶフンボルト勢の”数の暴力”に圧倒されて
水中でのえさ争いを避けたくなっているのか…??
201122-135葛西臨海公園1121o (961)ペンギン_えさ撒き.JPG
水面に集結するフンボルト勢の圧と,陸上に残るイワトビ勢の温度差;^^

体格で勝るキング,1羽同士なら普通に勝気で上回るミナミイワトビですが
ここではフンボルト勢が我が物顔というか,他が遠慮がちな雰囲気を感じるんですよねえ。
キングとイワトビは夏の間屋内に控えているのでその間も屋外スペースを占有しているフンボルト勢がナワバリ的な感覚として優位なのかしら?


スタッフさんが引き揚げるとキング,ミナミイワトビ勢も一斉に退却。
201122-138葛西臨海公園1121o (5)ペンギン大移動_Moment.jpg
40〜50羽レベルで,ぶわーっと奥へ引き揚げていく様子はなかなか見事でした。

そして,あとにはキングひなが1羽。
201122-139葛西臨海公園1121p (269)キングペンギン_ひな.JPG

マグロのえさタイムも,大きなマグロがトルネード状態になって迫力ですね。
よーく見ていると,ときどきエサを口にする瞬間が見られます。
201122-140葛西臨海公園1121o (878)クロマグロ_えさやり_給餌.JPG

201122-141葛西臨海公園1121o (883)クロマグロ_えさやり_給餌.JPG
ただ,えさ投入の後は水が濁るので,
写真撮影はこれを区切りに一段落といったところですね。


■最後に,マグロとペンギン以外で,
普通の水族館らしいというかいろいろな魚の水槽が並ぶ
「世界の海」エリアから,今回私の目を引いた魚を1種紹介。
こちら ジャイアントホークフィッシュ
201122-160葛西臨海公園1121o (233)ジャイアントホークフィッシュ_ゴンべ科.JPG
体長40pくらいのけっこう大きい魚でハタとかのような雰囲気の魚かと思いきや,
種名表示板見たらゴンべ科
あの小さいクダゴンベやオキゴンベの仲間とは。
けど確かに,底や岩の上でじっとしていて,かと思えばけっこう
よく動く(位置を変える)行動パターンがゴンべっぽかったですね。

201122-161葛西臨海公園1121o (228)ジャイアントホークフィッシュ.JPG
チラッ

201122-162葛西臨海公園1121o (217)ジャイアントホークフィッシュ_正面顔.JPG
こんな口の大きいゴンべ,ないわー。
(他のゴンべもクダゴンベやヒメゴンべとか口の小さいのが印象強いけど
 体が小さいだけでおちょぼ口ばかりというわけじゃないですけどね)


2015年の「推し魚」としてその姿のユニークさを紹介した
フライングガーナード(→リンク)やルックダウン(→リンク)なども
けっこう久々にまじまじと見ました。
201122-165葛西臨海公園1121o (246)フライングガーナード.JPG 201122-166葛西臨海公園1121o (394)ルックダウン.JPG

(この両種の展示水槽,サンシャイン水族館の水槽よりコンパクトなので
近距離で見やすい)

今年はこれが水族館おさめになるかな…
(少なくとも新規のところはないですね)
今年を振り返ってまとめたり来年に向けて体制を整えたりしていきます。

葛西臨海水族園
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
Twitter:https://twitter.com/KasaiSuizokuen


次の葛西臨海水族園オンラインイベントのテーマはメンダコ!



過去のエントリ
【行ってきた】「オロローン!」葛西臨海水族園で限定ランチを食したよ(2020年11月22日)

熱かった!エンリッチメント大賞2019(4)葛西臨海エトピリカ&長野飯田市ニホンカモシカの環境改善(2019年12月31日)

【行ってきた】夏コミの後は夜かさりん(2019年08月13日)

【行ってきた】フェアリーペンギン天国・葛西臨海水族園(2019年05月01日)

葛西臨海水族園行きました(2013年09月08日)
















posted by ドージマ・ダイスケ at 19:53| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月22日

【行ってきた】「オロローン!」葛西臨海水族園で限定ランチを食したよ

関東に転勤してきてから10年以上経った今年,最寄り駅とは別の駅から乗るルートを使えば最短30分台で行けることに初めて気づいて2月に葛西臨海水族園の年パスを購入した私。
その後,わが国も新型コロナ禍に見舞われて全国の水族館・動物園も臨時休館・休園を余儀なくされる事態に。
葛西臨海水族園は予約システムを導入することでいち早く営業再開にこぎ着けたものの,15分刻みの予約が心理的ハードルになって,私はこの11月に初めての年パス利用ということになりました。

そのきっかけとなったのが1週間前にzoomで開催された講演会
「つどえ オロロ〜ン!」

https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=26476
北海道海鳥センターと葛西臨海水族園の共同開催で,
「海鳥とくらすために私たちができること」について

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posted by ドージマ・ダイスケ at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月15日

【行ってきた】 新型コロナ禍のチンアナゴの日

1が4つ並ぶことでポッキー・プリッツの日やベースの日,麺の日,靴下の日,もやしの日,箸の日,煙突の日などに制定されている11月11日ですが,私にとってはチンアナゴの日。
過去にはニコ生中継を含めた大々的なイベントを開催していたすみだ水族館に毎年のように行っていましたが,今年は平日でもあり,記念品配布は午前中ということでまあ行けないかなという気分。でも仕事帰りなら行けるかと立ち寄ってみましたが,やはり楽しかったです。


2011 チンアナゴの日00_東京スカイツリー1111 (2).JPG
この日のスカイツリーのライティングはもみの木をイメージした「シャンパンツリー」。
クリスマスまで「キャンドルツリー」とのローテーションになるようです。
(ライティング情報 http://www.tokyo-skytree.jp/enjoy/lighting/


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posted by ドージマ・ダイスケ at 15:49| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月01日

【行ってきた】リアル&ライブ「金魚愛四季」(いとしき)

8年前に衝撃を受けて以来とても好きな金魚絵師 深堀隆介先生の作品展が西武渋谷店で行われたので行ってきました。

201101金魚愛四季01_1018o (7).jpg
西武渋谷店では2011年に初開催後,2016年から2018・2020年と隔年の開催になるんですね。

6章構成の作品展,「金魚酒」など代表的な作風の透明樹脂にレイヤーを重ねて描く2.5D Paintingのほか,キャンバスや陶器などさまざまな素材の作品(鮭のかわりに金魚の木彫り熊のインパクトが(;^ω^)),金魚スケッチ(作品を描くときに生きている金魚を見ることはしないが飼育している金魚が亡くなったときにはその個体のことを書き留める),金魚酒の歴史などが展示。


この「ケロリン百済」も展示。
基本的には大量の金魚が描かれる作品は1尾1レイヤーかなという描かれ方なのですが
一番手前の金魚はすごく立体的。視点を動かして見ると金魚の角度が変わるんですよね…

金魚酒の歴史…続きを読む
posted by ドージマ・ダイスケ at 14:44| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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