2020年12月31日

【トップ固定】このブログにつきまして

このブログは,高校生物部のメンバーが
 高校で勉強する『生物基礎』『生物』(平成26年の高校卒業の生徒までは『生物 I 』
 『生物II』でした)の内容を探究・紹介するマンガや,
 高校生や大学受験生が得する知識や興味深い話題を
 提供することで,知的好奇心を刺激し,同科目の魅力を
 とことん知ってもらおうという読み物であります。

※2014年1月より,『生物 I 』『生物II』最後の学年の授業が一通り終わったということで,ブログタイトルを変更しました。

当ブログは生物を愛するすべての人々を応援します。
高校生の皆さん,先生方,生物に興味のある方々,
どうぞよろしくお願い申し上げます。



ひらめきマンガが読みやすいよう,サイトマップ設けました。手(チョキ)
「萌えろ!高校生物I・II」 インデックス
 http://moe-biology.seesaa.net/


漫画・イラスト関係はpixivでもupしています。
 新作は一部構成を変えていたり内容を増やしているものもありますのでこちらもご覧下さい
 http://www.pixiv.net/member.php?id=1600934


晴れ生物の参考書・問題集紹介エントリーはこちら。本


icon_mikari_niko.JPG
 カラオケキャラクター紹介


  2/19,トップ画像更新しました。

「本を出すぞ!プロジェクト」発刊達成exclamationぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい) 

bb_cover_表1_200×305.jpg
『マンガ 生物学に強くなる』

好評発売中!exclamation講談社ブルーバックスです。
一部高校では教材に採用されています(驚)
講談社ブルーバックスサイト 一部ページが公開中ひらめき
http://bluebacks.kodansha.co.jp/infopage/seibutsunitsuyoku.html
→Amazon →楽天ブックス
ぴかぴか(新しい)電子書籍版もあります(^_^)ノ

最近の ためになる(?)マンガ更新
ひらめき【受験生がんばれ】 本番で実力を発揮する方法(01/15) 

ひらめき【4コマ】 カバは何種類? (2016/11/23) 
【4コマ】 ゾウ・サイは何種類? (2016/10/20)  
【4コマ+α】 ではシマウマは (2016/9/28)
【4コマ】 ゴリラは東西2種 (2016/9/26)
【4コマ+α】 キリン4分割 (2016/9/24)

【8コマ】生産者表示?/メダカ卵回収グッズ計画(2) (2016/6/17)
【4コマ】売りましょう/メダカ卵回収具(1) (2016/6/5)
【4コマ】メダカ卵回収最強具とは (2016/5/30)
【4コマ】 メダカの交尾(産卵) (2016/5/9)
【5コマ】 メダカの性別(雌雄) (2016/5/8)

『萌えろ!生物IB・II S1』
ひらめき【生物基礎】 陰生植物と陽生植物 (2015/1/17・18)
Lesson1-03 生体膜の性質とはたらき(12p 11/25完結)
Lesson4-02 耳のつくりとはたらき耳(12p 6/1完結)

  次項有一覧

iモード萌えろ!高校生物T・U(本編)
  次項有一覧
Study10.氷河期って?(全6ページ 2011/03/16〜31)
Study9.春はEBIちゃんの季節♪(後編)(9/10 p16Up)
Study8.教科書から消えたナリアたん(10p晴れ 7/16〜8/28 →pdf
Study7.国鳥の学名で中国は大騒ぎさ(2007/5/29Up)

 次項有その他

喫茶店小ネタ
●【レポまんが】「ゆうきゆうオフ会」行ってきた!(2015/3/8〜13)
【4コマ】 ○クイズ ISO3031って?(2014/12/29)
【久々マンガup】○クイズ ペルチェが命名した物質は?(2014/12/26)
●もうどく生物について知っておこうクイズ(2014/10/01 3ページ)
●「梅にメジロ」の季節ですね(2013/02/24 2ページ)

本ペン一夜漬けシリーズ手(チョキ) 入試にも役に立つ!たぶん…。
ぜひおためし下さい! (^皿^)/
受験直前お役立ち?血糖量調節のしくみ論述(2p)病院2/20 Up
混ぜるな危険!血液型(3p)病院12/30 Up
糖の種類の覚え方(2p 08/09/10〜12)
 かわいいまだまだあります次項有一覧
 ※「覚え方」漫画のPDFは各最終ページにリンクがあります。

晴れ「コミックライターズ∞チャリティイベントレポート」(2011/6/24〜)わーい(嬉しい顔)



ビル高校の理科,それも生物専門という狭い内容のブログで
ここに来ていただける読者の方はかなり限定されるかと存じますが
おそらく他には類を見ないタイプのブログかと存じます。
どのエントリからでもお読みいただきまして
御意見等いただけると幸いです。

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挿し絵イラストも描いてます!
_本老化はなぜ進むのか (ブルーバックス)
→ご報告
2009年かぁ…時の経つのは早いものです →Amazon
posted by ドージマ・ダイスケ at 23:00| 東京 ☀| Comment(32) | TrackBack(0) | 本を出すぞプロジェクト(★出ました★) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

【サイン本プレゼントあり!】生物基礎でも出たゴロゴ本!『生物基礎ゴロゴ』

冷えてきましたねえ。キャベツあたりは安定した値段で推移していますが,ホウレンソウなどの葉物やレタスとかはけっこう値段が上がっている今日この頃。値段といえばイカが去年からこのかた,以前より値が5割以上上がっている感じでめっきり買う機会が減ってしまいましたそんな2017年の晩秋。

秋に入ってぱったりと更新が止まっておりました当ブログ。振り返ってみると,最新が天津向氏の本の感想かよw 9月の上〜中旬はけっこう更新していましたね。それ以降もノーベル賞とかチンアナゴの日とか(すみだ水族館今年も行きました)話題はあったはずなのにスルーしてしまった私。
そんな私が2か月ぶりにupするエントリは,
おお!「漫画高校生物」のタイトルに違わぬ高校生物参考書の書評!!


生物基礎ゴロゴ
信定 邦洋
スタディカンパニー


なんとゴロ合わせの本!
あのゴロゴシリーズから生物ものが出たかー。

当ブログでは過去にも文英堂『ゴロまんが生物T+U』とか学研から出た「生物1」本とかのゴロ合わせ本を紹介していて,私自身もゴロ合わせによる覚え方のエントリを何本か上げておりました。
生物って物理化学とくらべて覚える用語が多いので暗記科目としての性格が強いですよね。なので文系で理科を最低限必要とする受験生も「生物基礎」を選択する,その内容をてっとり早く暗記したい―という需要に応えた本なわけですね。

そのゴロ合わせの新刊,著者の信定邦洋先生から,献本のオファーをいただきましたので,遠慮なく「ぜひお願いします」と,送っていただきました!
紹介記事は好き放題書いてかまわないということですので遠慮なく書かせていただきますね。

まず,言いたいことは,「ゴロ合わせは自分で考えるのが一番」ということです。
本に頼るな! m9(^Д^)w

でもまあ,本っ当に生物基礎の内容が,授業を受けても全然頭に入ってこないという高校生・受験生は現実にいるんですよね…(私にも身近に…)。そういう人は誰が作ったゴロでもいいからとにかく頭にぶち込みたいわけで,英単語や歴史の年代をゴロ合わせで覚えるのがけっこう有効なように,生物基礎の用語や学習事項も語呂合わせにすると,あんなに難儀していたのがするっと覚えられたという場合もありますよね。
(英単語も接頭語や接尾語には意味がありますから慣れてくればある程度は単語から意味を類推できたり1つの単語から関連語をまとめて覚えたりできますけど)


そして,語呂合わせの本というと,それだけで私,個人的にちょっとイラっとする要素がありまして。
というのは,暗記法というのは,インパクトがあるほど印象に残りやすく覚えやすいという性質がありまして,体にぶっ刺さるイメージを頭に思い浮かべるとか,有名人とか裸とか下ネタとか爆発とかいったイメージと関連付けると覚えやすいんです。
で,売れているゴロゴシリーズの既刊本(古文単語など)はまさにそこを押さえていて,だからこそ長年にわたって実績を残しているわけですが…
実在有名人や他作品の人気キャラを勝手に使うの,抵抗があるんですよ私。
自分が描いた『マンガ生物学に強くなる』でも,講談社の担当編集の方(現編集長)に,
・ギャグは好きなだけ入れてOK。ただし…
・有名人や既存作品をネタとして使うのNG
・メタ(登場人物が読者の存在を意識して行動する)ネタNG

と条件を出されておりまして,自分もそれはそうでしょうと納得100%で描いたわけです。
(私が漫画に入れた笑いネタにはほとんどNG出なかったなあ…ほんと感謝です)

まあこのブログやtwitterなどwebで流す漫画とかでしたら
わかる人がわかればいい程度に有名人のネタを混ぜたりしますけど
商品として出すものに,勝手に人のキャラを持ってきていじるってのは
いやらしいなあ,って思っちゃうんです。
なまじ品がないほど学習効果があるだけに。
何本もサザエさんネタが入れてあったり「坂下千里子小賢しい」とか
リスペクトのかけらも感じないわクソ!そんな本で売れやがって稼ぎやがって云々かんぬん…と下種い嫉妬な感情なども渦巻きつつw

そんなゴロゴシリーズから出ましたこちらの本!

著者はゴロゴ元祖の板野先生ではなく,信定邦洋(のぶさだ・くにひろ)先生ですが
やはり生物の先生は品がいいですね。(偏見)
有名人ネタは「寛平師匠,放出抑制」くらいですかね。

下ネタも,生物だから内容的に多くて当然なのですが
「海難事故で冷めた影響?尿そっと漏らす」など尿関連の事柄で尿が出てくるくらいですかね(このゴロ,けっこう好きですw)。尿って響きも面白くて本能的に笑いを誘うウンコシッコワードなので多用されがちだったりするんですけどね。

インパクトという点では
「右翼に告ったん?チクるぞ!」が秀逸なんですが
イラストは野球の右翼(ライト)だったりして
いろんな意味でぼかされているのが惜しいというか
逆に面白かったり

👓で,手にとってまず気になったのは先行本とのネタ被りですが,
やはり日本語は幅が広いというか,見事に全然被ってませんし
どれもきちんと成立していますね。
最初に「フック船長はサイボーグ」ときたのにはちょっとざわッとしましたが(;^ω^)
その後も「細胞性免疫」をサイボーグにかけてきて,
ここはお笑いの定石テクニック「天丼」(同じネタを繰り返す)
ということで,ありだなと思いました。

「ヘモグロビン 酸素が多いと 結合し」
「肺動脈 流れているのは 静脈血」

みたいに
語呂合わせというより語呂をよくしたただの川柳じゃないかとか
いうのもありますが(すみませんね,話のネタにしようとすると
わざわざこういうのをピックアップしてしまう性分なんです)
無理やりゴロにした結果「普通に覚えた方が早いやんけ!」というものも
多々世の中には見られますので(考え方は人により異なります)
覚えやすければありじゃないでしょうか。
←ヒロインの七々子ちゃん,めっちゃかわいい♪
五七五の筆談でしか喋れなくて,元不良のエイジとのぎこちない両片思いがめちゃくっちゃ笑えて大好きw



📖紙面はスタンダードに「ゴロ」+「イラスト」+「解説」の構成
理系科目だけに,1つのゴロで解説2ページというものもあるなど
解説にしっかりスペースをとっています。
ゴロの意味は赤字で書かれているので付属の赤フィルターで消して暗記確認しながら読めますし,
章末にチェック問題のページを設けてあるのでそちらでも
知識の確認ができるようになっています。


あと,完成前に見せてもらってたとしたら言ったであろう意見としては
ゴロの1個1個の冒頭に丸番号で@マル1,Aマル2って大きく表示してあって
1が定期試験対策レベル,2がセンター試験レベルとのことですけど,
これはあまり意味ないと思いますよ。

フォローになっているかどうかわかりませんが,気持ちはわかるんです。
教科書レベルというか学習指導要領的にはほとんど消滅(生物基礎の範囲外扱い)しているけれど受験的にはまだ定番という内容がけっこうあって,冒頭の細胞研究史とかその典型なんですよね。浸透圧とか。
ただ,センター試験となると教科書の範囲から出るのが大前提なので
理屈からいくと定期試験と知識の面では区別はないんです。

それに教科書の重箱の隅をつつくような細かいところから出す問題も,
教科書会社によって出る出ないのばらつきがあったりとか
平均点がとたんに下がってしまうなどの問題があって出せない。

見る人が見ればレベル1と2の分け方は概ね妥当で,そこは文句言う人もあまりいないと思うのですが,「20時間で即暗記!」をうたっている本なら全部ひっくるめて覚えちゃえばいいじゃんという話で,そんなレベル分けを各ゴロの頭に大きく目立つ形で入れるのはデザイン的に邪魔という感じです。

表紙カバーに「パーフェクト暗記 センター試験生物基礎の秘伝 ルート56(ゴロ)」って書いてありますが,収録されているゴロは56個じゃなくて108個なんですよね(本には一切書いてなくて,ゴロゴNETやAmazonなどのページの書籍紹介のところに書かれている)。
こういう知識情報本って,数をこなした達成感や漏れなく網羅している安心感が売りになるんで,個々のゴロのページには普通に1から108まで番号をつければよかったんじゃないでしょうか。レベル1・2の表記はその下にでも小さく入れればよかったのでは。(こうしなければいけない事情があったのであればごめんなさいね)
上記で挙げたゴロの実例なども「何番の…」と言えたほうが説明しやすくてよかったのになあと思いますし,その番号まで覚えることはなくても,番号があると読み返す上で,今どのあたりまで読んだのかがわかるかどうかは学習上便利さが全然違うと思いますよ。


うん,本の紹介よりもくだらない自己主張の部分が異様に長い気持ち悪いエントリになってしまいましたね。ここから推敲するのはちょっと時間がないのでこれでupします。

◇◇◇

さて,最後まで読んでいただいた人に,本記事のタイトルにもあるように著者のサイン本プレゼントがあります!
このブログの読者ほんとうに少ないんですけど応募者いるんでしょうか?全然いないかもしれないですよと信定先生には念を押したのですが送ってくださいましたので,3名様に!お送りいたします。
既に発売されていますので募集期間を長くとるわけにもいきませんね。2017年12月2日(土)の23時59分までにd_d-生物mail.goo.ne.jp(※生物を@に置き換えてください)のメールアドレスに件名「サイン本希望」でメールをお送りください(この段階では個人情報は書かなくてけっこうです)。当選者3名の方に返信メールをお送りしますので送り先をご連絡ください。応募者が当選枠に達しないときは応募期間を延長して先着順で当選者を決定します(;^ω^)

posted by ドージマ・ダイスケ at 07:42| 東京 ☀| Comment(0) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月19日

【本】『ただのオタクで売れない芸人で借金300万円あったボクが、年収800万円になった件について。』について。

先日,江戸川区自然動物園に行ったのと同じ日,千葉県幕張で行われたイベントに行ったのですが,そこのMCというか企画主催をお笑い芸人の天津向さんが,ちょうどその日が著書の発売日ということで来場者全員に1冊ずつ進呈されたのがこの本。私も貰ったのですが事前にcakesでその一部が先行公開されていて面白かったので興味を持っていたのですが,『ただのオタクで売れない芸人で借金300万円あったボクが、年収800万円になった件について。』というラノベにありがちな,内容そのままの長いタイトルの本,1冊まとめて読んでみると…

ただのオタクで売れてない芸人で借金300万円あったボクが、年収800万円になった件について。
天津・向清太郎
小学館


これは,向さんに執筆オファーした小学館の編集者が彼に期待したものは,存分に込められているんだろうなと感じました。100点満点の読み応えだなと。


「エロ詩吟」で一世を風靡したお笑い芸人,天津・木村さんの漫才の相方,向清太郎さん。大ブレイクした木村さんでさえ売れなくなった「一発屋」として扱われているのに「じゃないほう芸人」の向さんが年収800万円以上稼いでいる(実際には871万円)。37歳で同年齢男性の平均年収が511万円という時世にどうやって6割以上増しの稼ぎを得ているのか,という本なのですが,芸歴10年で月収9万円という本当に売れない芸人だった状態から現在に至った経緯と,現在の年収の内訳とそれぞれの仕事を得るに至ったきっかけという縦横の視点から語られています。


漫才コンビの相方だけがピン芸で大ブレイクし
取り残された自分は社会的にも人格的にも最底辺に堕ちる
  ↓
先輩芸人たちや放送作家など周りの人たちの助言で
自分の強みやとるべき行動を見出していく
  ↓
具体的にどのような仕事をものにして
「871万円」まで積み上げてきたのか
収入の内訳



という構成になっていますけど,これって,仕事や人間関係で行き詰まっている人たちが現状打破するヒントを与えてくれる本であると同時に
お笑い芸能界やサブカルビジネス界といった異世界でスキルを磨いて能力(仕事)をGETし成長していくRPGラノベになっているんですよね。


そのラノベ主人公が異世界で戦っていく属性が「オタク趣味」という
多くの読者にとって身近で等身大の特性。


本の序盤では,コンビ結成から「エロ詩吟」ブームの渦中に向さんが暗黒面に堕ちていくまでの流れが臨場感たっぷりに描かれ,もう8年ほど前になる「エロ詩吟」ブームや漫才コンビ「天津」自体をよく知らない人にもよくわかる内容になっています。


暗黒面開示が潔い序盤

本業で伸び悩んでいる中,相方だけがピン芸で大ブレイクしてしまったことで一番の味方であるはずの相方を妬み恨み続けたという暗黒時代の醜い内面がめちゃめちゃリアルに開示されているところでまず引き込まれます。


朝の連ドラでもジャンプの王道漫画でも主人公の成長が大きなテーマになっている物語って,初期の主人公は常識知らずで無茶な言動をして周りに迷惑をかけたり騒動を巻き起こしたりすることが多々あるんですが,私,こういう展開で少なからずイラっときちゃうんですよ。
最近「悪気のないのが一番悪い」という言葉を図らずもしばしば見聞きするんですけど,自分が悪いと思っていないだけに解決後に結果オーライみたいな結末になると本当にわだかまりが残ってしまう。

しかし本書で向さんは自分の醜い思考をとことんさらけ出す。それは自分が悪かったことを客観的に振り返り,迷惑をかけた謝罪と,そんな自分を支え引き上げてくれた人々への感謝があってこそのことで,汚い言動を描くことが逆に浄化になっているんですよね。



人に助けられて好転する中盤

そして,彼が仕事をgetしていく過程が
引き上げてくれた先輩芸人や後輩芸人,構成作家さんたちとのエピソードとして描かれる。

明るい人気者から芸人になったわけではない,人付き合いが苦手でも面白いことを考えるのが好きで芸人になったハガキ職人タイプの芸人だと自称する向さんでも,道を開いてくれたのは人との縁であり,時として自分から飛び込んで人に会い人から助言や協力を得てきたことだと。

麒麟・川島さんや博多大吉さん,ブラマヨ吉田さんなどが投げかけた言葉が向さんの心に響き,そこに向さんの特性を見出して声をかけてくれる人が現れて行き詰まった現状が打破されていく…。相方の木村さんも,ところどころ転機になるところで向さんの悩みを払拭する一言をかけてくれる。
ドラマチックであり,また,読者の背中を押してくれる本書のキモの1つじゃないでしょうか。人に会おう,人と話そう,人に頼ってみよう と。

よくビジネス書で「交流会などに行って名刺をやりとりしても人脈はできない。自分の売りを明確にして人に役立つ存在になることが大事」などと語られますけど,その前に身近な人を頼ることからでも現状を打破する一歩が踏み出せることもあるんじゃないですかね。


「好き」が推進力となって突き進む後半

「4コマ漫画雑誌を毎月21誌購読している」4コマ漫画好きが,本人は普通のことなのに,一般の人からすると,その雑誌名を列挙するだけで面白い珍しい話であり,先輩芸人のトークイベントで大爆笑をもらい,自分がピンで4コマ漫画を紹介・解説するイベント開催につながり,『人志松本の〇〇な話』出演,大学での講演へとつながっていく…

・自分では当たり前だと思っているものが違う特性の他人から見ると突出した個性で強みであることがある。

・好きなものを「好き」と公言することで同じ特性の人や仕事とのつながりを得られることがある。


私も「好き」は人生における最重要ワードだと思っていて,
好きなものがあるだけで高揚感を抱けて元気になれますし
それを励みに頑張れたり,人とつながるきっかけになったり,
「好きこそものの上手なれ」で,人より秀でた知識やスキルを知らず知らずのうちに身に着けていたりするんですよね。

その好きなものについてわからない他人からでも
好きであることに対しては共感を得られたりするもんですよね。
私,朝日放送の『探偵ナイトスクープ』があそこまで人気が続く長寿番組になっている理由の1つが,依頼の多くが「好き」をきっかけに持ち込まれるからだと思っていて,見ていてかなり引いちゃうような変わり者の依頼者が少なくないんですけど,その「好き」に探偵とともにつきあっていくうちに視聴者も共鳴していく感じ。

ほんとうに人間として生を受けた者すべてについて,「好き」は幸せの総量を左右すると思っているのですが,それを体現する人がここにも1人いた,という本でもあります。


ビジネス本的な具体的TIPS

本の後半では,
・本のイベント,アニメ系のイベントMC
・漫画のコラム,原作
・パチンコ系の仕事
・4コマ書評
・ライトノベル執筆
・「蒙古タンメン中本」の仕事
etc
といった年収871万円を構成する仕事とその金額を

・自分の説明書をつくれ (肩書ではない自分の特徴を明確に)
・嫌われるのも個性
・仕事のない日をただの暇にするか仕事に生かすかは自分次第
・同じ事柄でも表現次第でインパクトが違う
・好きなら「にわか」でもよし
・満席にならなくても2年後までつながる内容・盛況が得られれば大成功

etc
といった,仕事を改善するために役立つ行動や心構えとともに紹介。

仕事に直結するものとして考えるとこのTIPS,
フリーの人や芸能の人だからこその話がほとんどなんですが,
「好きなら にわかでもよし」などはどんな人についてもけっこう大事な話じゃないですかね。「あ,俺,ありじゃん」て。好きな物のことで,同好の人に対して肩身が狭い,窮屈な思いをするなんておかしいですものね。


この章でひとつ気になったのは,ここでの収入の内訳の金額,
ちょっと調整していますよね。
ライトノベル4冊の印税が160万円って,だいぶ安いです。
4で割ったら私がブルーバックス1冊で講談社さんからもらった印税より大幅に安いです。その額から逆算した1冊あたりの売上を考えると,4巻が出るまで執筆依頼が続くのは厳しい気がします。
※1冊640円…印税10%として2万5千冊…日本で1年に出る本のうち5千冊売れないのはざら(というか大多数)ですから4巻合計としてもなくはない数字ですけど小学館のラノベ文庫だったら1冊目でこれに近い冊数いかないと続刊出ないんじゃないかなあ。

これはちょっと考えればわかりますけど,ここで紹介された収入は,複数年にわたってのものが多くて,しかも均等にあるわけじゃなくて仕事ごとに多い年少ない年がありますから,それを「年収」の内訳として数字にするには,仕事ごとに1年あたりの額を出して,合計したとき871万円になるよう,また1年あたりの額として自然な範囲で調整したでしょうね。

けれど仕事の実績としては「ライトノベルを4冊書いた」ことは示したいですし,「4冊書いて5年間で得た印税の1年分」みたいな説明をいちいちつけても読者には目障りなだけですから,「ライトノベルの印税4冊分 160万円」という,ちょっと気になる表現が出たのでしょうね。



■そしてこの本は,天津の現在について語り,結びとなります。

天津としてのコンビの活動のほかに互いに”自分勝手なやり方”で
好きなものを仕事にして生きていく。
先のことは一切わからないと言いながらも相方への感謝と
自分が歩んでいる道のりへの自信が伝わってきて爽やかに読み終えることができました。

とても読みやすい本で一気に読み終えられます。
献本された本をおすすめするのがステマになるのかどうかわかりませんが,
この本,ありだと思います。

ただのオタクで売れてない芸人で借金300万円あったボクが、年収800万円になった件について。
天津・向清太郎
小学館


芸人ディスティネーション (ガガガ文庫)
天津 向
小学館
posted by ドージマ・ダイスケ at 00:21| 東京 ☀| Comment(0) | 【おすすめ本】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

【4コマ+おまけ】ピンクの秘密〜ペンギンの顔と換羽について

『けものフレンズ』のPPPをお借りして展開しているペンギンの雑学シリーズ、twitterとpixivに上げておりました新作を資料写真つきで解説したいと思います。

私のオリフレ(公式ではない個人デザインのフレンズ)、マゼランペンギンのランちゃんのデザインをマイナーチェンジ。
どう変わるのか?

どうぞノ

1709  ピンクの秘密p1_500px.png


1709 ピンクの秘密_p2_500px.png
pixiv→https://www.pixiv.net/user/1600934/series/9840


フンボルトペンギン属の3種(フンボルトペンギン、マゼランペンギン、ケープペンギン)は、白い部分の面積と黒い帯の入り方、そして顔のピンク部分で見分けることができるということを紹介しまして、公式で登場していないマゼランペンギンとケープペンギンもそれに基づいて描いたのですが、この夏にいしかわ動物園で撮ったマゼランペンギンの写真をよく見るとピンクの部分が思っていたより特徴的だったんですよね。


特に私のイメージを更新したのがこの「ベニ」(19歳♀)
1709  ピンクの秘密_アメコミヒーローみたいなマゼランペンギンisikawa.JPG
アメコミヒーローが目隠しでつけているマスクみたい。

本物の目がどこにあるかわかりづらいと思いますので
アップで見るとこう。
1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_ベニ_アップ.JPG

他のマゼランペンギンも…
1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_ギン_アップ.JPG1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_アオイ_アップ.JPG

ギン(12歳♂)とアオイ(21歳♀)
いしかわ動物園では左右どちらのフリッパーに色バンドをつけるか雌雄で分けるということはやっていないですね。


個体差もけっこうあって、ピンクの部分が小さいマゼランペンギンもけっこういますね。
1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_ジャイアン_アップ.JPG1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_ジャイアンの隣_アップ.JPG

左はジャイアン(9歳♂)、右は不明。
写真に撮られたペンギンの顔と所属リストの年齢や性別を比較してみたのですが、ピンクの部分の大きさや形と年齢や性別はあまり関係がなさそうです。


1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_ひな_アップ.JPG1709  ピンクの秘密_マゼランペンギン_換羽途中_アップ.JPG

「顔のピンクの部分は換羽していったん新しい羽毛が生えた後に抜けて皮膚が現れたもの」という話はサンシャイン水族館でスタッフの方に聞いた話なんですけど、
たしかに,ひなや換羽中のペンギンでは皮膚が羽毛で隠れてピンクが出ていないですね。


換羽というと,コウテイペンギンやキングペンギンのひなが親の体色と全然違う姿をしていることから,赤ちゃんが大人になる際に羽毛が抜け替わることはよく知られていて,動物園のお子さん来場者が知識を披露しているのを耳にしたりしますが,ペンギンの換羽は成鳥になってからも毎年あるんですよね。



前回の記事で訪問した江戸川区自然動物園のフンボルトペンギンも、本物の羽毛に触れる展示があることを紹介しましたが、その隣には1羽のフンボルトペンギンが1シーズンの換羽で落とす羽毛をまとめたものも展示されていました。
1709江戸川区自然動物園 34フンボルトペンギン_羽毛.JPG
2羽分くらい集めると1羽できそうなくらいのボリュームです。




換羽の時期は水に入れないので,それはすなわち餌をとれないということ=絶食の時期。食べられないことによる体の消耗を防ぐために消化器官の機能も休止状態になるのでしょうか,飼育環境でも換羽の時期は餌を食べません。体力の消耗や病気など飼育員さんたちも気を遣うことが増えるそうです。


1709  ピンクの秘密_ケープペンギン換羽サンシャイン170625.JPG
ケープペンギン(サンシャイン水族館:リニューアル前の2017年6月)

見た目も「病気?」みたいな感じになりますしね。
ですから換羽の時期になる前にどのペンギンも食いだめして,体重を5割増し近くに増量するそうです。

1709  ピンクの秘密_ケープペンギン換羽サンシャイン170708.JPG
ケープペンギン(サンシャイン水族館:2017年7月)

換羽中のペンギンは,見た目が汚いというのは共通ですが
その感じも時期や個体によって違いがあるようです。

1709  ピンクの秘密_フンボルトペンギン換羽_東武170826.JPG
フンボルトペンギン(東武動物公園:2017年8月)

有名な東武動物公園のグレープ君(21歳♂)についても,先日「高齢のペンギンは換羽の時期が後にずれ込みがち。ぼろぼろの姿で動かないからまるで瀕死の状態」と書いて紹介しました。まあ,そんな感じです。
1709  ピンクの秘密_フンボルトペンギン換羽_東武_グレープ170826.JPG
フンボルトペンギン(東武動物公園:2017年8月)

というわけで,ペンギンの換羽について紹介してみました。
動物園や水族館でペンギンを見るときの参考になるとうれしいです。

ペンギンガイドブック
藤原 幸一
阪急コミュニケーションズ

2002年刊行の本なんですが,いまだに私の手元のペンギン資料としてトップクラスの座右書となってますね。解説文すべてに英訳がついていて一見海外の本の翻訳版かと思ってしまう紙面ですが,英文が相当なスペースを占めてなお圧倒的な情報量と写真の数々。読み返すたびに新たな気付きがあります。^^


Penguin Library
  製氷機のホシザキ電機さんのペンギン百科サイト
  http://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/

●ペンギンを見られる動物園・水族館まとめてみました。(2017年06月03日)
 http://ddaisuke.seesaa.net/article/450499772.html
 ※このリストに未収録の施設も若干あることが判明していますがご了承ください。

◆これまでupした漫画
【2ページ】PPP予告!「ファーストペンギンとセミ」 #けもフレ(2017年08月11日)
【4コマ】卵大好きフルル #けもフレ(2017年08月10日)
【4コマ】ペンギンなんでもランキング(2017年06月25日)
【オリフレ4コマ+資料】トボガンとアデリー!!PPPのデザインと生息地の関係(2017年06月03日)
【4コマ+おまけ3】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)2
(05/11)
【オリフレ】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)(04/29)

コンセプトデザイン 吉崎観音先生 twitter @yosRRX

たつき監督 twitter @irodori7

福原慶匡プロデューサー Twitter (@fukuhara_ystd) |
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2017年09月16日

news◇雌にペニス!で日本勢11年連続受賞!イグノーベル賞2017

今年ももうそんな季節なんですねえ。
ふと気がつけば,今回も日本人受賞!(11年連続)ってことで
今回で第27回となるイグノーベル賞の結果が報じられてましたね。
賞金は今年も10兆ジンバブエドル(約4セント)だそうです。ベタか!伊集院光さんがよくネタで言っていたなあ。

演劇受賞研究一覧(公式hp/英語サイト)
http://www.improbable.com/ig/winners/#ig2017 

ニコ生で授賞式の模様を日本語同時通訳生中継されていたんですよね。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv305718854


それでは各賞の紹介−
↓訳は例によって適当です(;^_^)


物理学賞
PHYSICS PRIZE [FRANCE, SINGAPORE, USA]
「猫は固体であると同時に液体になれる」
− Marc-Antoine Fardin, for using fluid dynamics to probe the question "Can a Cat Be Both a Solid and a Liquid?"
REFERENCE: "On the Rheology of Cats," Marc-Antoine Fardin, Rheology Bulletin, vol. 83, 2, July 2014, pp. 16-17 and 30.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Marc-Antoine Fardin

togetterまとめ
#イグノーベル賞 物理学賞「ネコは固体にも液体にもなれる?」記念、液体ネコ画像まとめ
https://togetter.com/li/1150880

生物学賞■ [JAPAN, BRAZIL, SWITZERLAND]
− Kazunori Yoshizawa吉澤和徳・北海道大准教授, Rodrigo Ferreira, Yoshitaka Kamimura上村佳孝・慶応大准教授, and Charles Lienhard, for their discovery of a female penis, and a male vagina, in a cave insect.
「洞窟の昆虫における雌のペニスと雄のヴァギナの発見」
REFERENCE: "Female Penis, Male Vagina and Their Correlated Evolution in a Cave Insect," Kazunori Yoshizawa, Rodrigo L. Ferreira, Yoshitaka Kamimura, Charles Lienhard, Current Biology, vol. 24, no. 9, 2014, pp. 1006-1010.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: They delivered a short video acceptance speech, filmed in a cave.(授賞式は欠席、洞窟で撮影したビデオメッセージで登場)

オスとメスが逆転した生物 “性器の大発見”にイグノーベル賞
驚異の昆虫「トリカヘチャタテ」とは?(ハフポスト日本版)
  http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/14/ig-nobel_a_23209921/

togetterまとめ
【イグノーベル賞2017】日本人が生物学賞受賞「雌雄の交尾器が逆転している昆虫」の研究について通訳が言葉に詰まる #IgNobel
  https://togetter.com/li/1150856

※3年前にその発見のニュースを当ブログでも紹介していました。
news◇メスがペニスを持つ昆虫発見/ブラジル(2014年04月20日)



平和賞■PEACE PRIZE [SWITZERLAND, CANADA, THE NETHERLANDS, USA]
「オーストラリア先住民の楽器<ディジェリドゥー>が睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療に効果的」
− Milo Puhan, Alex Suarez, Christian Lo Cascio, Alfred Zahn, Markus Heitz, and Otto Braendli, for demonstrating that regular playing of a didgeridoo is an effective treatment for obstructive sleep apnoea and snoring.
REFERENCE: "Didgeridoo Playing as Alternative Treatment for Obstructive Sleep Apnoea Syndrome: Randomised Controlled Trial," Milo A. Puhan, Alex Suarez, Christian Lo Cascio, Alfred Zahn, Markus Heitz and Otto Braendli, BMJ, vol. 332 December 2006.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Milo Puhan, Christian Lo Cascio, Markus Heitz, Alex Suarez. NOTE: Alex Suarez was the first patient, and was the inspiration for the study.


経済学賞■[AUSTRALIA, USA]
「生きたワニとの接触がギャンブル掛け金を激化させる」
− Matthew Rockloff and Nancy Greer, for their experiments to see how contact with a live crocodile affects a person's willingness to gamble.
REFERENCE: "Never Smile at a Crocodile: Betting on Electronic Gaming Machines is Intensified by Reptile-Induced Arousal," Matthew J. Rockloff and Nancy Greer, Journal of Gambling Studies, vol. 26, no. 4, December 2010, pp. 571-81.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Matthew Rockloff and Nancy Greer


解剖学賞■ANATOMY PRIZE [UK]
「なぜ年を取ると耳が大きくなるのか」
− James Heathcote, for his medical research study "Why Do Old Men Have Big Ears?"
REFERENCE: "Why Do Old Men Have Big Ears?" James A. Heathcote, British Medical Journal, vol. 311, 1995, p. 1668.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: James Heathcote


流体力学賞■FLUID DYNAMICS PRIZE [SOUTH KOREA, USA]
「コーヒーの入ったカップを持って後ろ向きに歩くときに何が起きているか知るための液体スロッシング(ゆらぎ)の研究」
− Jiwon Han, for studying the dynamics of liquid-sloshing, to learn what happens when a person walks backwards while carrying a cup of coffee. REFERENCE: "A Study on the Coffee Spilling Phenomena in the Low Impulse Regime," Jiwon Han, Achievements in the Life Sciences, vol. 10, no. 1, 2016, pp. 87-101.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Jiwon ("Jesse") Han
NOTE: Jiwon Han was a high school student when he wrote the paper, at Korean Minjok Leadership Academy, Gangwon-do, Republic of Korea.

栄養学賞■NUTRITION PRIZE [BRAZIL, CANADA, SPAIN]
「チスイコウモリの食物に人間の血液が含まれていた初の科学的報告」
− Fernanda Ito, Enrico Bernard, and Rodrigo Torres, for the first scientific report of human blood in the diet of the hairy-legged vampire bat
REFERENCE: "What is for Dinner? First Report of Human Blood in the Diet of the Hairy-Legged Vampire Bat Diphylla ecaudata," Fernanda Ito, Enrico Bernard, and Rodrigo A. Torres, Acta Chiropterologica, vol. 18, no. 2, December 2016, pp. 509-515.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: The winners delivered their acceptance speech via recorded video.

医学賞■MEDICINE PRIZE [FRANCE, UK]
「チーズにより吐き気を催す際の脳中枢の状態をMRIで測定」
− Jean-Pierre Royet, David Meunier, Nicolas Torquet, Anne-Marie Mouly and Tao Jiang, for using advanced brain-scanning technology to measure the extent to which some people are disgusted by cheese.
REFERENCE: "The Neural Bases of Disgust for Cheese: An fMRI Study," Jean-Pierre Royet, David Meunier, Nicolas Torquet, Anne-Marie Mouly and Tao Jiang, Frontiers in Human Neuroscience, vol. 10, October 2016, article 511.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: The winners delivered their acceptance speech via recorded video.

認知賞■COGNITION PRIZE [ITALY, SPAIN, UK]
「一卵性双生児は視覚的に互いの顔を見分けられない」
(顔写真を逆さにした場合)
− Matteo Martini, Ilaria Bufalari, Maria Antonietta Stazi, and Salvatore Maria Aglioti, for demonstrating that many identical twins cannot tell themselves apart visually.
REFERENCE: "Is That Me or My Twin? Lack of Self-Face Recognition Advantage in Identical Twins," Matteo Martini, Ilaria Bufalari, Maria Antonietta Stazi, Salvatore Maria Aglioti, PLoS ONE, vol. 10, no. 4, 2015: e0120900.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Matteo Martini, Ilaria Bufalari

産科学賞■OBSTETRICS PRIZE − [SPAIN]
「妊婦の膣内から胎児に音楽を聞かせるほうが腹部からよりも反応が強まる」
− Marisa López-Teijón, Álex García-Faura, Alberto Prats-Galino, and Luis Pallarés Aniorte, for showing that a developing human fetus responds more strongly to music that is played electromechanically inside the mother's vagina than to music that is played electromechanically on the mother's belly.
REFERENCE: "Fetal Facial Expression in Response to Intravaginal Music Emission," Marisa López-Teijón, Álex García-Faura, and Alberto Prats-Galino, Ultrasound, November 2015, vol. 23, no. 4, pp. 216–223.
REFERENCE: "Fetal Acoustic Stimulation Device," patent ES2546919B1, granted September 29, 2015 to Luis y Pallarés Aniorte and Maria Luisa López-Teijón Pérez.
WHO ATTENDED THE CEREMONY: Marisa López-Teijón, Álex García-Faura, Alberto Prats-Galino, and Luis Pallarés Aniorte
NOTE: They also offer a product based on this research The product is named "Babypod".


イグ・ノーベル賞 雌雄逆の昆虫発見 日本人研究者に生物学賞(NHK)
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170915/k10011140461000.html
  「世界中の辞書には、男性の生殖器は男性のものと書かれていますが、私たちの発見によってすべて時代遅れになりました」
  「自分は、チャタテムシ研究の第一人者と思っているが、それは、日本で研究しているのは、私ぐらいしかいないためで世界的に見ても数人しかいないのでは」


ニコ生「誰でもわかる イグノーベル賞の世界【日本科学未来館×ニコ生】」
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv305847439
(9/16 18時〜)

ノーベル賞は10月2日(月)の生理学・医学賞から発表が始まります。


過去の関連記事
news◇股覗き!で日本勢10年連続受賞!イグノーベル賞2016(2016年09月23日)
わーい(嬉しい顔)news◇ズコー!バナナの皮で日本勢8年連続受賞!イグノーベル賞2014(2014-9-20)
わーい(嬉しい顔)news◇日本勢7年連続受賞!イグノーベル賞2013(2013-9-18)
わーい(嬉しい顔)news◇ピコココン!「スピーチジャマ〜♪」イグノーベル賞2012(2011-10-01)
わーい(嬉しい顔)news◇イグノーベル賞2011(2011-10-01)
わさびの匂いを利用した警報機(聴覚に難のある人にも効果がある)で日本から受賞者が出ました。
わーい(嬉しい顔)news◇イグノーベル賞3年連続日本勢受賞・パンダの糞でゴミ減量?!(2009-10-03)
わーい(嬉しい顔)news◇イグノーベル賞,2008年もほんとバカ!w(2008-10-03)
わーい(嬉しい顔)news◇イグノーベル賞,報じるマスコミはもっとバカ(2008-10-06)

ひらめきWinners of the Ig® Nobel Prize
Improbable Research http://improbable.com/ig/

本イグノーベル賞受賞者の一覧 - Wikipedia


ヘンな論文
サンキュータツオ/KADOKAWA/角川学芸出版
posted by ドージマ・ダイスケ at 18:46| 東京 ☁| Comment(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【行ってきた】グレープ君の息子がいる江戸川区自然動物園は入園無料

9月頭の週末、日曜の晩に千葉方面に出かける用があり、これを機会に日中、江戸川区自然動物園に寄ってきました。

東京メトロ「西葛西」駅から北の方角へ徒歩約15分。
この自然動物園、行船公園の一部なので、正門は公園に面した北側にあってこちらは南口になるんですね。

1709江戸川区自然動物園 00南口.JPG
いずれにしても、無料なので切符売り場などなく普通の公園のように入れます。

こちらから入るとコモンリスザル、ワシミミズク、レッサーパンダ、ハヤブサ、コウノトリ、ショウジョウトキといった動物たちを見ることができますが、なんといっても注目はこちらオオアリクイ

この大きさはぜひ直に見て実感してほしいですね。
1709江戸川区自然動物園 01オオアリクイ.JPG

ここ江戸川区自然動物園をはじめとして日本国内の動物園には
 静岡県 日本平動物園、
 愛知県 東山動植物園、
 兵庫県 王子動物園、
 沖縄県 沖縄こどもの国 の5園に計13頭しかいない希少動物だそうです。


「世界三大珍獣」をカバーしている上野動物園でもオオアリクイはいないんですよね。

1709江戸川区自然動物園 02オオアリクイ_アイチ.JPG

前後と上下に長い(ふさふさの毛が垂れ下がっている)体型と特徴的なラインの入った体色、前から見ると体の形がわかりにくいですね。
最近ではみさき公園で見たナマケモノのようにどこが頭で手足がどうなっているのかわかりにくい動物が南米の動物には他より多いかも。

1709江戸川区自然動物園 03オオアリクイ_柵越し.JPG
アニモとアイチの2頭、とても仲がいいというか柵越しにシンクロして歩き回ることが多くて、顔を近づけてぺろぺろ舐めあっていました。


1709江戸川区自然動物園 08オオサイチョウ.JPG



オウギバト、サイチョウ、二ホンリス、ホウシャガメなどを見つつ、次に大きなスペースを設けて展示されているのは、
1709江戸川区自然動物園 05オグロプレーリードッグ舎.JPG
オグロプレーリードッグ
ネットが張られているのはカラスなどの襲撃対策です。

たっぷり広いスペースが必要なのが納得の頭数。
1709江戸川区自然動物園 06オグロプレーリードッグ.JPG

しかも栄養たっぷり摂っている感。
1709江戸川区自然動物園 07オグロプレーリードッグ.JPG
野生のプレーリードッグの映像は必ず天敵の襲来を警戒している様子が映されますけど、ここでは一応その心配がないのでリラックスしまくりですね。


上から見ると「y」の字に近い形をしている園内、その右上(北東)の奥まった部分にあたるスペースにいるのがベネットアカクビワラビー
1709江戸川区自然動物園 09ベネットアカクビワラビー.JPG
これも珍しい動物?どこかオーストラリアの姉妹都市かなにかで呼び入れたのかしら?と思ったら検索してみると「アカクビワラビー」を飼育している動物園はけっこうたくさんありますね。(→日本動物園水族館協会検索結果


そして、この江戸川区自然動物園でけっこう花形なのが
2種類のクモザル。

そのうち園の南側エリアで見られるのがジェフロイクモザル

1709江戸川区自然動物園 10ジェフロイクモザル舎.JPG

名前が長くてあまり聞き慣れないクモザルですけれど、私は全国どこの動物園にいってもたいてい目にすることができるくらいポピュラーな種なんですよね。

1709江戸川区自然動物園 11ジェフロイクモザル.JPG

ゴリラやチンパンジーなどの類人猿やニホンザルのようにサル山で多数飼いするケースは別として、サルの仲間は金網に囲まれたスペースで飼育展示されることが多くて、クモザルのような樹上性のサルは上り下りしやすくていいっちゃいいんですが、とにかく見づらくて私は嫌なんですよ。そこをオープンなスペースで見せてくれるとほんと嬉しい。

1709江戸川区自然動物園 13ジェフロイクモザル.JPG

スペース中央にある昇り木は暑いので、スペースの端のほうで休んだりすることも多いのですが、歩いて移動する姿を見ると、クモザルと名付けられたのも納得の手足の長さが改めて実感できますね。


1709江戸川区自然動物園 26クサガメ.JPG

アオダイショウクサガメ、ウグイカミツキガメなどの外来種を含む日本の身近な生き物のスペースを通り抜けると、西側のエリアに。


1709江戸川区自然動物園 25アシカ.JPG


まず目の前に広がるのはオタリアのプール。
冷房ならぬ冷水設備が完備されていて夏も快適に過ごせるそうです。



このオタリアプールの隣にあるのが、
2種類目のクモザル、ブラウンケナガクモザルのサル山。
1709江戸川区自然動物園 20ブラウンケナガクモザル.JPG

募集中のフォトコンテストを目指すフォトグラファーたちにとって一番のフォトスポットのようで、巨大レンズを装備した一眼レフを手に数人の陣取ってシャッターチャンスを狙っていました。
※今年の募集は応募期間9/1〜10/31です→動物フォトコンテスト募集ページ

1709江戸川区自然動物園 21ブラウンケナガクモザル.JPG

1709江戸川区自然動物園 22ブラウンケナガクモザル.JPG
特にどう使うというわけでもないけれど無性に落ちている棒が欲しくなったり、小さなサルにかぎって大きいサルにけんかをふっかけたり。
大人ザルから赤ちゃんまで体格から性格までさまざまなサルがいて、通って見ていたら1頭1頭見分けがついたりお気に入りのサルが見つかるかもですね。


西側のエリアにはヤギ・ヒツジ・うさぎ・チャボ・モルモットと遊べる「ふれあいコーナー」が中心を占めているのですが(中央なのにコーナーとはこれいかに)、私が着いたのは閉園の16時半に近い時間だったためヤギなどはバックヤードへ引揚げたところでした。

インコオウムがいるほかは、主役で残るはフンボルトペンギン
園の西側に位置する正門から入ると最初に出会う動物(鳥類)ですね。

1709江戸川区自然動物園 30フンボルトペンギン舎.JPG

このときは9羽のうち6羽のフンボルトペンギンが姿を見せていて
東武動物公園のグレープとミドリの間に生まれたはんぺんはおらず。残念。

1709江戸川区自然動物園 31フンボルトペンギン_.JPG
左から きんとき(♂)・ひじき(♀)・ブランカ(♀)・ちくわ(♀)・アズール(♂)・緑黒(名前なし?♀)

1709江戸川区自然動物園 32フンボルトペンギン.JPG
右フリッパーに青いバンドをつけているのがアズール。

1709江戸川区自然動物園 33フンボルトペンギン_ブランカ.JPG
ブランカ。直立二足歩行ぶりが進化している?!

1709江戸川区自然動物園 35フンボルトペンギン_羽毛.JPG
ペンギンのことがよくわかる資料のファイルや、羽毛が直にさわれる展示もありました。

一番大きな動物がオタリアで、魚を除けば30種類程度の展示、スペースもコンパクトなので写真を撮りながらじっくり見たい私のようなタイプでなければ30分もあれば十分回れる動物園ですが、珍しいオオアリクイや生き生きしたクモザル、かわいいフンボルトペンギンが無料で見られるこの充実ぶりはすごいですね。江戸川区やるなあ。


公益財団法人 えどがわ環境財団 > 江戸川区自然動物園
http://edogawa-kankyozaidan.jp/zoo/


posted by ドージマ・ダイスケ at 10:01| 東京 ☁| Comment(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

セミよ君は美しかった[2017夏]

8月から9月への月が変わるのを境に朝晩ぐっと冷え込むようになり(中部以西ではまだ暑い日も多い?)、今後多少暑さがぶり返すことはあっても季節は完全に秋に移り変わったと感じる2017年。かつてはスッポンを飼っていたり、関西から引っ越してきてからは仕事帰り道に見かけるヤモリに興味深々になったり、と、中年オジサンになっても身近で平凡な生き物のマイブームに事欠かない生活をしているのですが、ここ最近、夏が来るたびに注目しているのがセミなのです。


昨年は、日中の公園で普通に産卵しているアブラゼミを目撃できたり
2017アブラゼミ産卵160903川崎.JPG

2017アブラゼミ産卵管160903川崎.JPG
セミの産卵管って、ハチの針みたいに体内から突き出るのではなく、尾部の先が割れて、この割れ目から出てくるしくみになってるんですね。


今年の夏は、セミの声の勢いも、セミの姿や抜け殻を見かけることもかなり少なくて、セミの数が少ないサイクルの年にあたるのかなと思うのですが、個人的には過去一番多くセミの羽化を目撃した夏となりました。


2017ミンミンゼミ羽化_松戸中央公園.JPG
公園の真ん中にある大きな木(ケヤキかな?)の幹で。
基本的にはセミたちは夜、さらに暗い影にところを選んで羽化する傾向があるので見つけにくかったりするのですが、周りに何もなくてこの木しかない、って所では灯りに照らされていても上って羽化しますね。

2017アブラゼミ羽化_植え込み.JPG
道端の植え込みでも。
セミの抜け殻は誰でも普通によく見かけると思いますが、その場所は羽化が行われた現場なわけですから、その時間に居合わせれば目撃できる、当たり前のことなんですけど、意外と見たことのある人は少ないのではないでしょうか。夜は歩いていて前以外をあまり見ませんし、そもそも暗くて見えづらいですよね。

2017 ミンミンゼミ羽化_路上.png
歩道脇のコンクリート、地上20cmのところで羽化するセミも。
幼虫が出てくる地面が存在しないんですけど、反対側から上ってきて、羽を伸ばせるスペースがないなどの事情でこちら側に出てきたのでしょうか。


時間帯としては夜の8〜9時台から始まることが多い感じですが、夜の12時頃でも幼虫が地上に出て歩いているのを目撃していますので、その気になれば(スマホカメラの照明をつけるなどして暗いところを照らすなどすれば)誰でもひと夏に何回かは普通に学校や職場からの帰り道で見つけることができると思います。
台風が上陸した夜は地上に出てくるのを控えるだろうからその次の夜は狙い目、とかね。


今年は特にセミの羽化をよく観察したい目的があって、帰り道で見つけた幼虫を何回か家に持ち帰って部屋で羽化してもらいました。

2017アブラゼミ羽化_幼虫.JPG
名古屋育ちの私にとってスタンダード「ザ・セミ」のアブラゼミ
早い季節はニイニイゼミ→夏が本格化するとアブラゼミ→夏終盤にツクツクボウシの3種類でした。

幼虫の写真、普通にいくらでも撮れると思ってたけどいざストック見たらこんなピンボケの写真しかない…(;^ω^)

2017アブラゼミ羽化_背中割れる.JPG
和尚さまの顔が割れて仏様の顔が出てくる独特の姿で有名な宝誌和尚立像(→画像検索)とか、絶対セミの脱皮をモチーフにしてますよね。

2017アブラゼミ羽化_上半身出る.JPG

2017アブラゼミ羽化_全身出てのけぞる.JPG

2017アブラゼミ羽化_全身出る.JPG

全身、脱皮した時点で幼虫の頃の体とくらべて一回り大きくなっていますね。
セミの体って空洞が多いから、脱ぎながら空気を吸い込んで膨らむのでしょうかね。

2017アブラゼミ羽化_全身出る2.JPG

2017アブラゼミ羽化_羽伸ばす.JPG

こんなミルキイな色の体&羽が

2017アブラゼミ羽化後.JPG

夜が明ける頃には
おなじみのブラック&ブラウンに染まっているんですよねえ。



いっぽう、関東に引っ越すまで名古屋でも京都でも見た事なかった(いないわけではないようですが)ミンミンゼミ

2017ミンミンゼミ幼虫.JPG

帰り道の道端を歩いていたのを捕獲して家で観察。

もう幼虫からしてなまめかしく美しい。
オパール化したアンモナイトとか木の化石にこんな光沢のやつ見たことあるなあと思ったり。

2017ミンミンゼミ羽化_幼虫.JPG

2017ミンミンゼミ羽化_半身出る.JPG

褐色の殻を脱いで現れるミントグリーンの体もみずみずしくて美しい!
レイトンハウスか!(ちょっと違う。そして古い)

2017ミンミンゼミ羽化_全身のけぞり.JPG

2017ミンミンゼミ羽化_脱殻直後.JPG

ぷよぷよしっとりの羽が徐々に伸びていく時間帯…
セミが無事成虫になれるかどうかの正念場ですね。

2017ミンミンゼミ羽化_羽伸ばす.JPG

2017ミンミンゼミ羽化後.JPG

無事、羽化、完了!
からだがあったまって元気に飛び立つにはもうしばらくじっとしている必要があるみたいです。

この夏はミンミンゼミ3匹、アブラゼミ2匹を観察したのですが
ちょっと疑問に思っているテーマがあって、いちおうある程度の仮説・分析ができるくらいの観察はできたかなと。
読んだ人が自由研究のテーマにできるような漫画にまとめて、来年の夏前にリリースできたらと考えております。ではでは。



はじめて見たよ!セミのなぞ
少年写真新聞社
※書名のとおり、ほかの本では見られない写真が満載!ハードカバーの絵本価格で64ページ1600円しますが内容濃いです(セミはもちろんのことセミヤドリガの一生とかまで写真でフル説明!)。漢字にすべてルビがふられていて小学校低学年から読めると思いますが、これを読み終えたら相当な知識が身につきますよ!



posted by ドージマ・ダイスケ at 18:27| 東京 🌁| Comment(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

【行ってきた】今度はグレープ君撮れた♪いろいろな発見・東武動物公園ナイト

8月から9月への月の変わり目、あれほど暑かった天候がぐっと冷え込むようになりましたが。この週末くらいまではギリ夏の終わりの的なイベントが各所で行われていたりしますね。

で、今回は、『けものフレンズ』コラボ第2弾開催の東武動物公園に先週行ってきた様子を、開催終了の明日9月3日(日)前にギリでupします。


第1弾のときと比べてフレンズの看板はぐっと数が絞られましたね。
前回6月に行ってきた際のコラボ看板はこちら

1708東武動物公園-キリン_けもフレ看板.JPG

1708東武動物公園-コツメカワウソ_けもフレ看板.JPG

1708東武動物公園-ヒグマ_けもフレ看板.JPG

1708東武動物公園-ライオン_けもフレ看板.JPG

前回行った際には1日かけて何度も様子を見に行ったのにずっと泳いでいてフルルの傍に来てくれなかったグレープ君、今回はばっちり定位置を占めていました。
が、
1708東武動物公園-フンボルトペンギン_フルルとグレープ.JPG
暑さにくたばったように腹ばいで、しかも今頃の季節に換羽が起こって、生きているのか死んでいるのかというボロボロの姿。

※ペンギンは毎年初夏〜夏ごろに換羽するのですが、高齢になるほどその季節が遅れてくるそうです。
※個体識別のためつけられている羽のバンド、雄は右・雌は左につけられているのですが、グレープだけは雄なのに左に装着しています。


そして普通に動物を見て廻ると、前回とは違った発見が。
同じ動物園を同じように見て廻っていても、そのときだけの行動や様子、それまで気が付かなかった姿が見られたりするんですよね。

1708東武動物公園-カピバラの上にリスザル.JPG


1708東武動物公園-リスザル_親子.JPG


カピバラとリスザル、ペリカンやサイチョウがいる「リスザルの楽園」では、オオサイチョウと並ぶ空飛べる勢のトップ、シワコブサイチョウが”ひとりフライトショー”。館内の入場客の人たちが油断しているタイミングを狙って、けっこうきわどい動線で館内の端から端へと行ったり来たり。

1708東武動物公園-シワコブサイチョウ_飛翔0.JPG

1708東武動物公園-シワコブサイチョウ_飛翔.JPG


今回アライグマ舎の前にはアライさんパネルはなかったですが、
床や渡り木、手前左右の金網だけでなく、天井も含め360度まさに縦横無尽に歩き回る元気ぶり。ちょうどえさ時間の直前で活性化していたのかもしれませんね。

1708東武動物公園-アライグマ_窓覗き.JPG

1708東武動物公園-アライグマ_天井逆さ渡り.JPG

1708東武動物公園-アライグマ_顔アップ.JPG

フラミンゴの水浴び。
1708東武動物公園-フラミンゴ_水浴び.JPG


ナイトズーの時間帯に入ると、昼間寝ている動物勢が活発化して新鮮な姿を見せてくれました。

1708東武動物公園-夜-アフリカタテガミヤマアラシ.JPG
みさき公園のナイトズーで活発な姿を見せてくれたアフリカタテガミヤマアラシ、ここでは多頭飼いならではの軋轢で、シャー!!っと興奮してシャラシャラ針を逆立てる姿が見られました。すげーぞこれ。

1708東武動物公園-アメリカビーバー舎_夜.JPG
名古屋の東山動物園のナイトズーで木をかじって巣に持ち運ぶ姿を見せてくれたアメリカビーバー、ここでは小枝と葉がいっぱいの2m近い木の枝を、あちこち引っかかるのを引っ張ったり回り込んだりしながらプールをぐるりと泳いでさらに陸に上げ、よいしょよいしょと巣まで運ぶ姿を見ることができました。後足に水かきがついているので泳ぎは得意で歩きは苦手な分、前足が器用でしっかり枝を握れるんですよね。
1708東武動物公園-アメリカビーバー_枝運び_Moment.jpg

鳥類は皆ぐっすりとおやすみモード。普段は誰もいない夜の園内だけに、けっこう檻の中の手前側で寝ていたりするんですね。

1708東武動物公園-夜-アンデスコンドル.JPG

1708東武動物公園-夜-シロクジャク.JPG


そして東武動物公園のけもフレコラボの主役といっていい、今も続々とグッズが開発され発売されているフンボルトペンギンのグレープ君。飼育スタッフが彼の半生と園のペンギンたちについて語る「グレープ君ナイト」もこの夜が通算3回目。

1708東武動物公園-夜-フンボルトペンギン_グレープナイト.JPG
(画面ははめ込み合成です…ってほど上等な処理じゃないですね)

紫色のTシャツを着た人がやたら多いですが、これはペンギン解説トークで人気の山田飼育員が描いたペンギン?の絵をプリントした「YMD Tシャツ」で、園内でこれ着てる人の率がやたら高くてびびりましたw

1996年4月16日生れ(21歳)で一度はミドリ(1996年生れ)と結ばれ一子を設ける(その子は卵のうちに江戸川自然動物園へ。はんぺんという名で今も元気)も、フンボルトペンギンではかなり珍しい略奪婚でデンカ(2010年生れ)にミドリを奪われ、その子ビール(2016年11月22日=イイフーフの日生れ)ともども今も同じ園の中にいる、そんな2017年、フルルとの出会いが…
という話はここに集まった人たちはほとんどおなじみだったりして、今回はこれに加えて、フンボルトペンギンのカップル9組についてどんなペンギンでおもに飼育エリアのどこにいるかを解説されていました。

◆東武動物公園のフンボルトペンギンカップル *カッコ内は腕バンドの色
雄…右羽にバンド  雌…左羽にバンド
デンカ(黄)  ×  ミドリ(緑)
タクマ(白赤) ×  オハル(黄)
タツヤ(赤)  ×  ミナミ(白)
ジオ (緑)  ×  キュウハチ(赤)
アオノスケ(赤青)× ミノリ(緑黄)
カイ (青)  ×  シルバー(ゴールド)
ジュン(白黄) ×  ヒメ (白黄)
セナ (白青) ×  ミア (青緑)
ユパ (白)  ×  テト (白青)

トークの後には28羽のデータがまとめられたカードが配られるサービス。
バンドの色も書いてあるので、これがあればどのペンギンが誰かわかりますね。
雌雄不明でまだバンドのついていないひなペンギンのビールとクロキリは何色のバンドをつけることになるんでしょうか。^^


夜のライトアップ、飼育エリアのなかでも
ペンギン舎は特に気合入ってましたねえ。
1708東武動物公園-フンボルトペンギン舎_夜.JPG

フルルに至っては「私が神だ」状態ですもの。
1708東武動物公園-フンボルトペンギン_夜_フルル看板.JPG

そんなこんなで、この日も動物園、十二分に楽しんでまいりました。

1708東武動物公園-観覧車とフルル看板.JPG

すばらしい一日


動物園・赤ちゃん誕生物語 (集英社みらい文庫)
粟生 こずえ (著), 東武動物公園 (監修)
集英社


posted by ドージマ・ダイスケ at 22:11| 東京 ☁| Comment(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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